表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
102/160

第102話.手掛かり

「燃費を少なく長持ち、そんな運搬車を作って欲しいんだ」

「なにを運ぶんですか?」


「初めは魚の運搬を考えていたんだけど、応用するれば新鮮な野菜や、その他の食品なども鮮度を保って運ぶことができるようになるんだ」

「しかし、良いんですかい?、鍛冶ギルド(うちら)に新しい技術を売り込んで」


「持ってても使えなきゃ意味がないんだ、宝の持ち腐れさ。それなら街のために有効に使って貰えるようにするのが一番だろ?」

「まぁサンラの発展のためなら、スグルさんからの申し出通り、薄利で対応しますがね、スグルさんには1Enyも入って来ないんですよ?」


「流通は俺一人じゃ対応しきれないからね、街の皆に動いてもらわないと。それに、冷凍・冷蔵の魔道具が量産できれば、値段は安くなるし、小さなお店や、各家庭にまで普及させることができるんだよ、その後にサンラ以外の街や都市に売り込めば、利益が出るだろう」

「まぁ開発のしがいがありますけどね、でも冷凍って昔に貴族が失敗したやり方なんじゃないのかい?」


「断熱や保温・保冷の概念が無いからだと思うよ」

「断熱?、保温に保冷?」


「熱や冷たさを通さなくするのさ」

「ほほう」


「音は遮音の魔法があるけど、熱を断つ魔法があればなぁ」

「ふむ…。!。あるぞ、恐らく可能なはず…」


「おお、その魔法とは!?」

「シールドだ」


「永続的に可能ですかね。少なくとも、戦闘で使用するものだと、良くて一時間位じゃないですか?。シズタミとは片道でも、改良馬車で1~2日は掛かるでしょう」

「そんなに魔力は使わんはずだし、魔道具にするんだろ?」


-----


魔道具か、そういやサンラに魔法や魔術に関連した組織が無かったような…。


「さて、やって参りました。ここ、冒険者ギルドです」

「誰に向かって話をしてるんですか?」


「あ、えーと…、そう、ネフカさん!」

「忘れてましたね?」


「いやだなぁ、忘れてませんよ?、あはははは」

「はぁ…、で、何のご用件です?」


「んと、魔法や魔術に詳しくて魔道具の作れる人か、魔術ギルド的な団体を知らない?」

「スグルさんは、今度は何をしようっていうんです?。サンラから近い所でも、エステリア王国に行かなければなりませんよ?。」


「そこにはギルドか何か有るの?」

「魔術士ギルドがありますけど…、あまり良い話しを聞かないところですよ」


お読み頂きありがとうございます。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ