表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/160

第10話.初めての運搬

さて、街に移動するのはいいけど、馬と馬車はどうすっかなぁ。


え?台車に載せて牽引する?

大丈夫?


「それじゃ、ワゴン車に変わってもらえる?」

『承知しました』


救急車が折り畳まって元の大きさになってから、ワゴン車に変わって、馬車を載せられる台車が出現。


「んじゃ、乗って」


『馬車と馬の搭載が終わりました。』

「え、早いね。いつの間に…」


牽引の準備まで終わってる


「んじゃ、行きますか」


〔目的地まで凡そ160km。約3時間30分かかります。〕


「な、160kmを3時間半じゃと?」

「爺、落ち着きなさい」


「いや、しかしお嬢様、馬車でも早くて2日という距離ですぞ?、それを3時間半で…」


「ここでも、その単位を使ってるんだ、メートルと時間」

「いやお主の言いたいことはわかる。単位というのは指標のことじゃろ。150年前に現れた者によってある程度、統一されたと伝わっておる。」


「まぁ、単位が決まってるなら過ごしやすいかな。それじゃあ、発進!」


アクセルを少しずつ踏み、ゆっくり加速する。

台車を牽引してる訳だし50km/hぐらいまでは大丈夫だろう。


「爺、馬車より速いですのに、そんなに揺れませんわ」

「お嬢様そんな危ないですよ」


「大丈夫よアンナ」


流れる景色を眺めてはしゃいでる。

助手席に乗せたら危ないかも。

ん?ティファどうした。助手席は君の指定席だよ。うん。


お、街が見えてきた。


「なぁ、街が見えてきたけど、どこに行けば良い?」


門が閉まってるんだよな。


「お主、少し速度を落とさんか。恐らく警戒されとる」

「あー、そっかそっか。昨日の爺さんみたい警戒されるか」


ゆっくり走って壁門の前に止まる。


〔目的地付近に到着しました〕


「おい、何者だ!、それに後ろの馬車は領主様の物じゃないか。何をした!」

「門番、儂じゃ。お嬢様も居る。」


「あ、セバス殿…、お嬢様もアンナ殿もご無事で」

「この者達に助けられた」


「し、失礼しました!」


役目だから良いよそんな、畏まらなくても。


一応、入門手続きをする。

通貨の単位は“エニー”。翻訳さんのお仕事で書いた文字や書かれた文字は翻訳されているようで、実際どうやって見えているのかは分からない。

なのでエニーという呼びも、Enyで記すことができる。



一人50Eny、二人で100Eny。

なお1Enyは日本円に換算すると10円前後のようだ。

あと馬車通行料というのがあるけど、こちらは1台で100Eny。今回は領主の馬と馬車を運んだことで免除された。

なお住民登録もしくは冒険や商業ギルドに登録をすると、税金を払ったりギルドに手数料を納めるということで通行料は免除されるようだ。


持ち合わせが無いと言ったら怪訝な顔をされたが、こっちの世界に来てまだ2日目だ。爺さんが立て替えてくれた。

稚拙な作品をお読みいただき、ありがとうございます。

名前もそうですが日常で使う単位も異世界で同じにするか悩みますね。

EnyはYenを並び替えただけです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ