表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
57/57

設定資料集(3)

〜設定資料集 その3〜


『ロンギヌス=イザナギ』


月のユグドラシルを守るアーティフェクタの一機。

他のアーティフェクタとは異なり、対アーティフェクタ戦闘を考慮して生み出された特殊なタイプ。

周囲のフォゾンを奪う能力を持ち、対フォゾン武装に対して絶大な威力を発揮する。

尚、本編に登場するヴェクターの乗るロンギヌスは撃ち殺したリフィル(オリカ)の体内から抜き出した因子を使用し、擬似的にタイプ:イザナギと同等の効果を得ている。

なので、ロンギヌス=イザナギと呼んでも差し支えない。

同様に他の月タイプのアーティフェクタには人間ではなくそこから抜き出したユグドラ因子、意思の力のみを干渉者として使用している。

いずれ出そうと思っていたけれど結局出番がなかなか回ってこなかったロンギヌス。 一応のラスボスということで無敵な能力を持っているが、結局ヴェクターはそれを一度しか使用しなかった。

このフォゾン掌握能力というのはエアリオなどイヴ系命令能力と酷似しているため、上位存在であるエアリオの歌が流れる場所では発動する事が出来ない。

決戦ではオルフェウスの圧倒的な戦闘力に敗北したが、実際のところはヴェクターが手抜きだったとしか思えない。



『エクスカリバー=オルフェウス』


紅いエクスカリバー。 イカロス、ヴァルキリア、イザナギそれぞれの力を垣間見ることが出来る。

武装は両肩に装備されたデュアルギャラルホルンを筆頭に、脚部ブレードの他、実刀の召喚、投擲、刀の装備などがある。

デザインはイカロスとヴァルキリアを足して割ったようなものを想像していたが、実際どうなんだろうね。

サマエル・ルヴェールという神の代行者としての力を持つアイリスを干渉者とすることで、その潜在能力の殆どを出し切っている。

こちらも最終決戦まで出番がなく、あっさりと出番終了の機体となってしまった。

ちなみにオルフェウスにはイザナギと似た部分、黄泉渡りがあり、オリカへの想いが強く現れている。

黄泉渡りの下りはリイドを助ける〜に街頭するが、イザナギもオルフェウスも男。 リイドも男。 なのであんまり関係ないかもしれない。



『レーヴァテイン=リンドブルム』


バカップル専用機。

龍をモチーフとした外見を持ち、物理的な戦闘能力に特化する。

耐久性も非常に高く、火力と装甲で押し切るパワータイプ。

リヴァイアサンと合体することで様々な能力を見せたが、あれはどっちかというとリヴァイアサンの力なので……。

結局続編ではレーヴァテインはカイト専用機みたいになっていたような気もするが、カイト搭乗のレーヴァテインでは一応最強。

エリザベスはむしろ他の干渉者より優れているくらいであり、条件であるユグドラ因子を持つ上に戦闘用バイオニクルのため適応力も強い。

それに付け加えイリアパワーが付いているのでとっても強いよ!

余談になるが、最後二人は一緒に暮らしていたようだが、結局寿命は短いのであの直後死んだりするのかもしれない。

むしろ生きすぎなくらいで。



『ルシファー』


黒いオーディン。

というのもむしろオーディンが『黒いルシファー』なのであって、こいつが大本である。

世界を自由に移動する力を何者にも敗北する事のない絶対的な力を持つルシファーシリーズ。 黒いタイプはこの一機のみで、メルキオールの護衛役である。

オーディンはルシファーを模造したもので、時々メルキオールが気まぐれで人間に与える。

かつてユピテルはメルキオールにこの力を求め、オーディンを手に入れて世界を渡っていたというエピソードがある。

そういえば結局書かなかったな、ユピテルとメルキオールの出会いとか。 まあいっか。



『トランペッター』


七機編成というとても特殊なタイプのアーティフェクタ。

適合者が乗る一機が他の全ての機体をコントロールする遠隔操作タイプで、戦闘能力は基本的にない。

他の天使や機体を操作する能力を持ち、洗脳じみた事も出来る。 結局やらなかったけど、トランペッターに仲間が操られて戦う、みたいな案があった。

でも前にイリアでやってるしまた欝るからやめた。

こいつはもともとのレーヴァテイン時代から存在があったものだが、名前がつけられないまま続編となり出番となり、結局そんな名前となった。

何がトランペッターなのか? メガテンでもやっていただければわかるかと。




〜ごみ捨て場〜


*ここから先にはボツになった案とか本編ではっきり明記されていないものが書かれています。見たくない人はネタバレ注意です*



『後半の時間軸』


記憶喪失主人公の居た世界は、続編が始まるよりも少し前の世界。

ちなみにこの世界ではまだ地球への天使の襲撃が始まっていない+研究者が残っている事からまだ研究が進められていた当時のエデンだと思われる。

問題は『何週目』であるかだが、まだヴェクターへ引継ぎが行われていないので、何度か滅ぶ前の世界の同じ時間軸の少し前、ということになる……?

アイリスは決戦直後から世界を旅立ち、各所の自分を殺して回っていた。 エアリオはメアリーと自分の力を使い、それを追いかけていた。

この間、何度かアイリスと遭遇、説得、戦闘などを繰り返し、そのまま三年近くが経過している。 エアリオ、メアリー、ゼクスは追う立場、逆に言えば他の世界で待つ立場にあるため、アイリスよりも歳を取っている。

よってエンディング時点でのエアリオの年齢は19近くだと思われる。



『相打ちエンド』


ボツ案。

アイリスとリイドが戦って、両方死ぬエンド。

ちなみにその場合世界も滅んでて誰も残らない。

あまりに悲しいのでやめた。



『アイリス死亡エンド』


最後、リイドとアイリスが戦い、アイリスが敗北して死亡するエンド。

リイドはその後ユピテルとも戦い、ユピテルも倒す。 その後メルキオールの元へ行き、メルキオールも倒す。

全て倒して平和になったのに何故か空しい。 そんなエンド。

欝だからやめた。



『何歳?』


エンリルはどんなに若くても60歳くらい。 リイド、エアリオは眠っていた時間も含めるともの凄まじい時間になるため割合。

ヴェクターは数千年はあのままで、先代のサマエルはその数倍はあのままである。



『アークライト一家』


アークライト一家の父はフロンティアの研究者。 母は一般人。 アイリス、イリアと同じ部分は髪色くらいのもの。



『イリア復活ルート』


イリアが敵として復活するというお話。

なんかいろいろダメだったのでやめた。



『異世界永住エンド』


これは本当にこうなるか最後まで迷った。

エアリオ、ゼクス、メアリーは異世界でリイドと一緒に平和に暮らすエンド。

でもいろいろダメだったのでやめた。 ダメばっかだ。




〜エピローグ部詳細〜


*大きなネタバレを含みますので注意*


『アイリス、ユピテル、メアリー』


リイド、エアリオの疾走後別世界に渡る。

その世界は限りなく元々いたアイリスたちの世界に近い世界観で、これから戦争が起ころうという世界。

ジェネシスという組織を根本から変えようと努力している状況。 ちなみにこの世界では同盟軍はジェネシスと同化している(SICは元々スヴィアが育てたもので、それがなくてかつジェネシスが外部に開かれた組織であれば同盟軍はジェネシス付随になっていたという可能性)。

エピローグ時点でアイリスは19〜20歳くらい。 同盟軍&アーティフェクタ運用本部のエースとして活躍している。

ユピテルはその適合者兼パートナーとして。 メアリーは片腕として活動。 アイリスの最終目標は、よりよい未来の創造、そして全ての世界に何らかの形で救済を与えること。

ユピテルとの関係性がどうなったのかはまだ微妙なところのようだが、メアリーはカップルだと思っている。

余談だが三人の中でメアリーだけは不老不死ではないため、アイリスの戦いに最後まで付き合う事は出来ないだろう。



『ゼクス』


アイリス同様、自分にとっての世界の答えを求めて別世界へ。

もともとの世界観に酷似した世界にてオリカ・スティングレイと邂逅。 リイド・レンブラムを名乗り、世界の改変を目指す。

この後、オリカと共に戦いその世界において神を封じ月に眠るリイド・レンブラムを抹殺しようとすることになる。

後のスヴィア・レンブラム。 元々ゼクスは限りなくリイドに似せて作られた最高精度のバイオニクルであり、その存在はスヴィア・レンブラムの思考データをベーシックにされている。

スヴィア・レンブラムそのものがゼクスであるというのにスヴィアから思考を受け継ぐというある意味矛盾が発生しているので、このゼクスのエピローグが本当に『スヴィア・レンブラム』の物語に続くかどうかは疑問。

どちらにせよ、そうしてゼクスは恐らく他の世界へ渡り、新たなリイド・レンブラムを育てる存在となるだろうと思われる。



『レーヴァテイン』


レーヴァテインは元々の世界へ帰った。

内部にはイリア(サマエル)を乗せた状態で、レーヴァテインを必要とする世界、場所、時間に向かった。

到着した先では暴走するという事故に発展するが、サマエルの魂はレーヴァテインに憑依し残る事になる。



『カイト、エリザベス』


世界が滅んだ後もバカップル。 結婚したと思われる。

二人とも寿命が短いためそう長くは生きられない。 三十歳になる前に死ぬと思われる。

実はイブ、アダムの間であれば子孫を残す事は可能。 バイオニクルでる彼らの間であれば可能なのだが……八年経って子供が出来ていないところを見るとあまりそういう事はしていないのか、それとも……いや、何もいうまい。

二人の子供が出てくるというエンディング案もあった。 今思うとこっちのほうがよかったかな? でもまだ二人の生活の未来も不確かなほうがいいかと思った。

結局離婚とかしてもおかしくはないし。 これから世界がどうなるのかは完全に未定。



『その他』


明記していないため基本的にどうなったのかは想像にお任せする。

誰が生き残り誰が死んだのかも想像にお任せします。 でもここで一つ僕が思う事、それは……カグラは生きてる気がするってこと。

いや、なんとなくです。 理由はないです。 すいません。



『リイド、エアリオ』


神の座、約束の場所の崩壊に巻き込まれた事により肉体も意識も粉々になったと思われる。

しかし彼らの意識はどこかの世界の自分に受け継がれ、二度目の人生をやり直す事になるのかもしれない。

そんな可能性の一つがエピローグの二人であり、実際の霹靂のレーヴァテイン無印の序章部分のシーンにエアリオが出てくるというものになっている。

序盤では二人の距離感はだいぶ開いていたと思うが、このエピローグでは二人既に仲良しの状態で始まっている。

よって、リイドの成長した精神などが受け継がれた所謂『二週目』のような状況であり、この後この世界でリイドはこの世界の戦いをまた始める事になるだろう。

逆に言えばこの物語で語られたリイドのエピローグとしては適切ではないのかもしれない。 これは他の世界のどこかのリイドの可能性にすぎない。

世界は滅ぶし守れない。 それでも神の操作から離れた世界で、新しい可能性を模索する。 どのエピローグもこのテーマに沿っている。




〜今後のお話〜


さて、最後までご覧いただきありがとうございました。

とりあえず霹靂のレーヴァテインというのはこれでもう一先ず完全に終了なのですが、実は色々と他にもやりたかった事はあります。

真面目にやろうか迷ったのはスヴィア編。 スヴィアとユピテルの過去、そしてメルキオールのことなんかもやれてちょっと外伝として面白いかな? と思っていました。

でも本当に長い上にある程度想像が付いてしまうので、ちょっと新鮮味がない。 補完シナリオとしてはいいかもしれないけど、どうかなあ……と思いボツ。

その他、ゼクスを主人公にした続編を書こうという案とか、色々ありました。 東方連合内の第三者、本編に全然関係ないエースパイロットの外伝とか、同様のSIC話とか。 世界観を横に広げるようなお遊びがしたかったのですが、とりあえずはもうなんかいいかな……。

他の僕の書いたものを読んだ人はわかるかもしれませんが、僕は『つづく!』みたいなエンディングが結構好みです。 なのでみんな、はっきりとした結末を迎えることはありません。

なのでレーヴァテインというお話そのものを考えると、続編に入る前、リイドがいなくなって終わり、で個人的には完結でもよかったです。 ひどい言い方をすればこの続編は蛇足であり、想像にお任せする部分を踏み越えてしまっていると。

実際説明系の話が多くて自分でも書いていてちょっとどうかと感じました。 これでもかというほどアイリスをいじめただけの話だった気もします。 それを言えばリイドもそうですが。

続編に入り、中にはカップルも生まれたり、命を落とす人もいました。 そうして全ての事情が完結していく中、それでもまだ続けようとするアイリスやリイドがいて、僕は少々困りました。 ぶっちゃけまだ書きたい気持ちはあります。 続編でも外伝でもいいし、そういうものでまだまだ話を広げることは確かに可能です。

究極的な話、別エンド書いてもいいわけですし。 それでもこれで終わりにしたのは、そろそろレーヴァテインから卒業しないとな、と思ったのかもしれません。

今思い返すと本当に滅茶苦茶な作品でした。 プロットなし、企画なし、案なし。 そんな何もない部分からテンションだけで突っ走ってきたこの半年ちょっと。 完結できただけでも涙ものの感激でしょう。

いつも思いつきと気分だけで執筆してきたレーヴァテインは僕の生活を非常に圧迫し、しかしそれでもその静かな時間があったからこそ今の僕があります。

文章ひどいわ中身ひどいわ作者ひどいわで本当にひどい作品でした。 でも書いているうちに少しは上達できたかなと思います。

後に読み返す気力が起きるかどうかわからないほどの量ですが、いつか読み返した時に僕は欝になることでしょう。 こんなんやっちまったと思うことでしょう。 それでもこれでよかったかな、と思います。

続編どころか感想、読者の数も期待せず、まるで王道でもない滅茶苦茶な話を趣味だけでやってしまった僕。 でも沢山の応援の声があり、頑張ることが出来ました。

正直疲れたので少し休みたいと思う反面、はやく何か書きたいと思うところもあります。 とりあえず企画小説でSF書いて、それからしばらくはSFを離れようかと。

今度は超苦手なラブコメでも書こうかしら。 いや、それは絶対売れないと思う。 誰も見たくないと思う。 だから遠慮しよう。

文学書けるほど大人でもないし、恋愛小説はなあ……。 書くと絶対欝になるんだよな。 う〜ん。

まあともかく、何か連載しようかな。 学園ファンタジーでも。 ああ、本当にライトそうだ。 でもどうせ欝になるんだろうな、なんて思う。

結局こうしてここで何か考えられるのは応援してくれた人がいたからで、それが本当に嬉しいです。 こんな小説でも誰かと時間を共有できたのだと考えると決してムダではなかった……ですよね?


リアルタイムで読み、応援してくれた方々。 本当にありがとうございます。 皆さんのお陰で書ききることができました。


そして完結したから読んでみようと思った方々。 本当にありがとうございます。 貴重な時間をありがとうございました。



それではまた、どこか別の作品で出会える事を祈っています。


でも、レーヴァテインより古い作品は余り読まれたくないです。

レーヴァテインもいずれそうなるでしょう。 恥ずかしいです。

消したいです。 逃げたいです。



それでは。










余談ですが、ときどきれーばてっ! は更新しますよ〜。

まとまったら「れーばてっ!」ってタイトルで投稿しようかしら。

もしそんなのが出てたら、宜しくお願いしますね。





2008/8/29


神宮寺飛鳥


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ