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理想と、現実(1)


旗艦ランスロットより降り立ったエクスカリバー。 そのコックピットを離れたシドは胸を押さえて額に汗を浮かべていた。

歓迎ムードが広がる空港の中、まるで一人だけ世界から切り取られてしまったかのように、その表情は浮かない。

それもそのはず。 シドの内心は非常に複雑だった。 無論、こうして国際サミットに参加できる程に発展したエルサイムを、その王となったルクレツィアを喜ばしく思う。

あの戦いを共に切り抜け、孤独な世界の中、仲間と呼び合える人たちが作ったこの今のジェネシスも、決して嫌いではないどころか、むしろ好意に値する。


そのはずなのに。


「…よせよ。 そんなのは、おいらの我侭さ」


首を振り、誰に言うでもなく自分自身を納得させる。

そんな言葉で振り切れる迷いならばとうに切り捨てているはずである事を、判っていながら。


「ルクレツィア―――」


声を、かけようとした。

けれどそこにいるのは、純白のドレスに身を包み、凛とした美しさを放ち、しかしその手に剣を携えた騎士の王。

その後姿は、沢山のSPに囲まれ、その声は、沢山の歓声で掻き消えた。

一人、取り残される。 誰もが通り過ぎ、過ぎ去っていくその景色の中、一人だけ伸ばそうとした手を静かに引っ込めた。

苦笑する。 自分には自分の仕事がある。 エクスカリバーをこのまま放置しておくわけには行かないし、ひとまずはジェネシス格納庫に移送しなくては。

そうして聖剣の名を持つ機体を見上げ、静かに思う。

自分はエクスカリバーに乗り、戦ってきた。 その事に一切迷いはなく、後悔はなく、これから先も、そのはずであると。

しかしわずかな間に変わっていく世界の情勢は、少年の心に一握の不安を残していた。


「シド君?」


喧騒の中聞こえる声に振り返る。 滑走路、エクスカリバーより離れた場所に着陸していた真紅のヘイムダルより降り立ったアイリスが上着のポケットに手を突っ込みながら歩いてくる。


「おう、どうしたさ、アイリス」


いつもどおりの笑顔を浮かべる。 明るさだけで全てを乗り切ってきた少年にとって、それは最大の武器であり、最大の役目でもある。

しかし真紅の髪の少女は心を見透かすように静寂を宿したような瞳で少年を見つめると、それからゆっくりと空に視線を移す。


「大丈夫です。 世界はきっと―――いい方向に変わっていけるはずですから」


少女の優しい微笑みに、少年は苦笑で返した。


国際サミットが、始まろうとしていた。




⇒理想と、現実(1)




「おかえりなさい、アイリスちゃん」


ひらひらと、手を振っていた。

ジェネシス第一司令部。 アイリスにとっては二年ぶりとなる懐かしい場所は、しかし以前と何も変わってはいなかった。

変わった事といえば、出迎えてくれた司令官が自分のよく知った人物に変わっていたという事であり―――その傍らに幼い少女が立っていることだろうか。

淡く光沢するオレンジの髪。 静かに目を細め、少女に目配せしながら挨拶に応えた。


「お久しぶりです、オリカさん。 二年ぶり…ですね」


「うん。 お互い、少し変わったみたいだね」


その笑顔は変化という名の恐怖をやわらげてくれるような暖かいものだった。

それは恐れるべき事ではなく、受け入れ、喜ぶべき事だとでも言うように。 ジェネシスの軍帽のつばを指先で弾き、微笑んでみせる。

釣られるように笑ったアイリスは、それから小さな少女を見つめた。


「オリカさん、彼女は?」


「あ、紹介するね。 彼女はメアリー=メイ。 今のうちの大事な管制官だよ」


「そうですか。 始めましてメアリー。 私は、」


「アイリス・アークライト。 エルサイムの騎士、もとい…紅き眼光、ですよねっ!?」


きょとん。 目を丸くするアイリス。

しかし、メアリーの瞳は驚きを隠せないアイリスとは対照的に星を入れたようにキラキラと輝き、物理的におかしな現象である事は間違いなかったが、オレンジのツインテールが感情に呼応するようにピコピコと上下していた。

異様な光景である。 生真面目なアイリスとしてはツッコみたくて仕方がなかったが、それも少女の怒涛の輝きに押しつぶされる。


「元ジェネシス所属十六歳! 超超遠距離狙撃能力を持つ『紅き眼光』! ギャラルホルンの魔弾! 外見はクールで赤い髪がとっても綺麗な美少女! 頭脳明晰で礼儀正しく曲がった事が大嫌い! でもツンデレ!!」


「………はっ――――――はいっ?」


汗と苦笑を浮かべながらじりじりと後退するアイリス。 そもそも、こんな小さな子にそんな情報が知れ渡っている事がすでに納得のいかない事だった。

確かにこの二年間、様々な場所で戦ってはきた。 戦ってはきたが、そんなわけのわからない異名を与えられるほど有名になった覚えはなかったし、それ以前の問題で性格が知れているというのはどういうことか。

そして文末の単語に至っては意味がわからない。 首をかしげ、後退する。 歴戦の勇士である、アイリス・アークライトが。


「でも、最近は剣術指南も受けて剣も使えるんですよね!? それってもう完璧ってことじゃないですか! かっこいいなー!」


「い、あ、え? あっ…はあ、ど、どうも…?」


足にすがりつくメアリーのせいで動く事も出来ない。 助けを求め、泣き出しそうな表情でオリカを見ると、あろう事かオリカは楽しそうに二人の様子を眺めていた。


「お、オリカさ〜ん…」


「あははは、ごめんごめん! なんか楽しそうだったんでつい〜」


「う、う〜…。 とにかくなんとかしてください…」


「はいはい。 メアリーちゃん、こっちこっち」


本当に泣いてしまいそうなアイリスの懇願を受け、オリカが取り出したのはドラ焼きだった。

未来からやってきたロボットならばたいていの者は食いつくと呼ばれる伝説の食品でメアリーを釣ると、駆け寄ってきたメアリーの頭をすっぱたく。


「あいたーっ!?」


どこかで聞いた事があるような悲鳴が上がる。


「メアリーちゃん? 相手が好きだからって、あんまり追っかけまわしたりすると相手を困らせちゃうだけだよ〜?」


言っている事は間違ってはいないのだが、それをお前が言うなと。 その場で聞き耳を立てていた残りの管制官全員が思った。 無論、アイリスもである。

しかしその言葉の効果は絶大だったのか、泣き出しながらメアリーはオリカに飛びついた。


「ごめんなさあああああい!!」


「よしよし、いいこいいこ」


なでこなでこ。 頭を撫でるオリカ。 アイリスはもう何を言えばいいのかわからず、ただ呆然と突っ立っていた。

ただ一つ言えることは、おそらくこのメアリーという少女はこのまま行くとオリカ・スティングレイに強い影響を受けたちょっと思考が変わった子になってしまうだろう、ということだ。


「ぐすん…っ。 あいりずしゃん…ごめんなさいいい…っ」


「あ、わ、私は気にしてませんから…大丈夫です。 それに、こういう子には慣れてるし…」


文末に行くにつれ小さくなる言葉。 しかし少女はそれに感銘を受けたのか、泣きながら再びアイリスに飛びついた。


「今日からお姉様と呼ばせてください!」


「はい!?」


「師匠のほうがいいですか?」


「えぇ!?」


そんな無駄なやり取りが十分以上続き、結局『お姉様』で妥協する事にしたが、もっと酷い案はいくつもあった。

しかしそれをいちいち紹介するのは時間の無駄なので、この場では省く。

なにせこんなことは、メアリー=メイという少女と行動を共にする限り、きりがないほど続くことなのだから。


「よかったねメアリーちゃん。 お姉ちゃんが出来て」


「はいっ!!!」


元気いっぱいにお返事しながらアイリスの足にくっついて離れないメアリー。

もうアイリスは、逃げられないんだろうなあ…と、心の奥底で静かに諦めた。

オリカの座る司令官の席の隣に椅子を出し、その上に腰掛けるアイリス。

傍らでは懸命にドラ焼きを食べ続けて口の周りを汚しているメアリーが腰掛けている。

何はともあれ、そろそろサミットが始まる時間であろう。 この司令部でもそんなコントのようなことをしているのは最上部に座る三人だけであり、残りのオペレーターは仕事に戻っていた。

なみなみと緑茶の注がれた湯飲みを片手に、オリカは静かにため息をつく。


「でも、本当に久しぶりだね。 なんだかずうっと離れ離れだったみたいに思うよ」


「そうですね…。 なんだかいつも忙しくて、あっという間に過ぎてしまいました。 早駆けに全て通りすぎてしまって。 大人になるのって、こういう事を言うんですかね」


二人とも、二年という月日をそれぞれ必死に駆け抜けてきた。

そのアプローチや結果、そして立場は違えども、その通り過ぎていった時間は誰にでも平等であり、変化もまた平等。

十四歳と十七歳だった二人は、十六歳と十九歳の二人になった。

文章にしてしまっても明らかなほど、時間は確実に過ぎ去っている。

そして今、二人は異なる制服に身を包み、異なる立場で相対している。

それは果たして幸福なことなのか。 それとも不幸な事なのか。 どちらにも明確な答えは出せなかった。


「アイリスちゃんの活躍は、ここでも聞こえてたよ。 沢山天使やっつけて、強くなったんだよね」


「…はい」


静かに答えるアイリス。 そう、強くなるしか、なかった。

他に出来ることもなかったし、やりたい事もなかった。

ただ力さえあれば。 あの時、二年前のあの日。 リイドが消えてしまうとき、自分にもっと力があれば救えたのではないか―――そう思う。

そうでなくても。 ただでさえ、あの時の自分は無力だった。 いつもリイドに助けてもらうだけの立場で、彼を救えた事などなかった。

少なくとも本人はそう思っている。 そう信じてしまっている。 リイドが居なくなった今、『そんなことはないんだよ』と、彼女に声をかけられる人もいない。

だからずっと苦しみ続けてきた。 もっと力がほしい。 強くなりたい。 敵を倒したい。 役に立ちたい―――そんな想いがずっと胸の中にあった。

けれどそれは絶対に満たされる事はない。 褒めて欲しい。 認めて欲しい。 笑って欲しい。 そう思って欲しい人が、この世界にいないのだから。

満たされない願いの矛先は常に力にあった。 強く、より強く。 いつかそうして強くなれたら、あの頃の無力さから逃げ切れるのだろうか?

しかし結果はどうだ。 いくら強くなっても、結局胸の中はカラッポのまま。 穴が開いたように空虚で、風が吹き抜けるたびに心が震える。


「私は、強くなりました。 今なら絶対、先輩のお役にも…立てるんです。 なのに…どうしてでしょうね?」


満たされない。 満たされない。 満たされないのだ。


「こんなはずじゃなかったのになあ…って。 何回も何回も呟きました。 何度も何度も、想いました。 こんな未来、私、望んでなかった」


世界は救われた。 世界は守られた。 人類は生き残ったのだ。

恐ろしい力を持ち、絶対的な滅びを振り翳す絶望を相手に、生き残ったのだ。 あのオーディンを、退けた。

平和になった。 救われた。 世界単位で言えば間違いなくそうだ。 リイドの行いは偉大だった。 それは間違いのないことだ。 絶対なのだ。

だというのに満たされないのは何故なのか。 だというのにちっとも平和になったと思えないのは何故なのか。

事実、世界はまだようやく復興に向かい歩みだしたにすぎない。 今日は記念すべきその第一歩である。

敵はまだ存在し滅びの可能性は残されたまま。 それは確かにそうだ。 けれども、世界はそのわずかな猶予を手に入れたのだ。

それは喜ぶべき事に違いないはずなのに。 何故だか、アイリスは少しも嬉しいとは想わない。

むしろ―――こんな世界なんて、滅んでしまえばいいのに、なんて。 そんな恐ろしい考えさえ脳裏を過ぎる。


「意味、ないんですよ。 私にとって、リイド・レンブラムの居ない世界なんて。 彼のことが好きだからとか、そんなチャチな理由じゃないんです。 彼が犠牲になって救ったところで…私たちの大切な日常は戻らないじゃないですか。 彼がいなくちゃ私たちはなかった。 今私たちがこうして生きていられるのだって、先輩の犠牲があったから…」


オリカは目を細める。 それは、最期にリイドがオリカに言い残した事でもある。

日常を大切に想え、と。 それはすでに、大切になっているもので。 気づけば近くにあるもので。 手に入っている事に気づけないもので。

けれども矛盾している。 リイドという存在を失ってしまっては、彼らの日常は壊れたまま。 不恰好なそれのままでは、物語は停滞を続けるだろう。

絶望と呼ぶのにふさわしい日々を、二人とも送った。 それでもそこから這い上がり、オリカはその椅子に座っている。

しかしアリイスは。 まだ未熟であり、大切な人々を失ってきた少女は…今だ、迷いの中に居た。

乗り越える事など容易ではない。 あの少年が上った道はそういう道なのだ。 絶望と、共に歩いていくような。 そんながけっぷちの悪路。


「教えてくださいオリカさん。 どうすれば、先輩を救えるんですか? 私に出来ることなら何でもやります。 だから教えてください…。 どうしたら、」


胸に手を当て、きつく、シャツを握り締める。


「どうしたら…っ! この胸の苦しみを晴らせるんですか…っ?」


涙は、流れていなかった。

表情は笑っているのに。 けれど、心の中で涙を流すような、そんな悲しい言葉。

それは二年の年月で彼果ててしまったかのように頬を伝う事は無く。 アイリスな涙を流せない自分をより悲しんでいるようだった。


「生きていますよ? リイド、って人は」


驚きと共に顔を上げるアイリス。 その視線の先、口元についた餡子を指先で掬い、舐め捕っている少女がいた。

当たり前のように、そんな事を言うメアリー。 アイリスは怪訝な表情を浮かべ、立ち上がる。


「どういうことですか? どうしてそんな事、言えるんですか?」


「聞こえるんです、メアリーには」


オレンジの瞳がきらきら輝いて、その向こう側には宇宙が見えたような気がした。


「判るんですよ。 メアリーには」


ぺろりと、指先を舐めながら少女は笑う。


それが、運命の出会いだった。




「では、自己紹介と行こうか少年! 私の名前は、サーギス・バーティローウ大佐! SIC新機動大隊隊長でもある! 好きなものは美少女だ! よろしく頼むぞ、少年!!」


「…そっすか」


ジト目でカイトが見つめる先、ヘイムダルのモニターにでかでかと映り込んだ中年男性が高らかに笑っている。

サミットは専用に特設された会場にて行われていた。 その周辺には各国のエースたちが待機し、護衛となっている。

その中には無論、カイトの機体をはじめ、先ほど垣間見た東方連合の新型である『スサノオ』なども整列している。

しかしSIC最大の戦力であるはずのトライデントは不在であり、その代わりにSICの新型機、『ソードファルコン』が数機、隊列を組んでいた。


「ソードファルコンはな少年。 今までのヨルムンガルドなどの旧式量産機とは違い、完全にSICオリジナルの機体だ。 性能も最新型だから抜群だぞう! 少年が乗っている、ヘイムダルなんて旧世代機よりも色々と凄いんだぞう!! ハッハッハッハッハ!!!」


「………」


うざい。

そういいたかったが、この国際の場で参加国のおそらくエースである軍人にそんな口を利くわけにもいかず、カイトは拳を握り締め乾いた笑いを浮かべる。


「うらやましいだろう少年! 見ろ!! ソードファルコンのコックピットには、エチケット袋も着いているぞ! それにペットボトルのドリンクを置く為のホルダーもあるのだ! ハッハッハ!!」


「それってあんまスゴくないんじゃないすか?」


「まあそういうな。 嫉妬する気持ちはわかるがな」


しかし、腐っても最新型であるソードファルコン。 カイトが興味を持たないわけがなかった。

細く、洗礼されたシルエット。 無駄を省き、いかにも軍用機であることを強調するような翼。

いい意味でも悪い意味でも、ヨルムンガルドの外装は高価だった。 龍を模した外観は、正直無駄も多かった。

その分鋼の装甲を露出された銀色のソードファルコンは確かに洗礼された次世代機であると言えるだろう。

しかし乗っているパイロットはもうそこそこいい歳のはずだったが、カイトに対して大人気ない態度を続けている。


「して、少年。 君がジェネシスのエースなのかね? 随分と若いように見えるが」


「本物のエースは不在なんすよ。 俺はその間この町を守る義務を持つ、代理エースってとこですかね」


「ほう。 ならば君ならばわかってくれるだろう。 見ろ! このソードファルコンの機能を!!」


カイトのヘイムダルの隣に立ったSFソードファルコンの腕が宙に向かって放たれる。


「ロケットパンチだ!! どうだ、カッコイイだろう!!」


「かっこええええええっ!!!」


何故か食いつくカイト。 二人は何やらロケットパンチのことについて熱く語り合っていたが、しばらくするとサーギス機の隣に立っていたSFがおもむろにサーギス機を蹴り飛ばす。


「隊長! やめてくださいよ恥ずかしいなあ! 国際の場でそういう事は自重しなさいって、出てくる前にあれほど言ったのに!」


若い青年の声だった。 ヘイムダルのモニターに映し出された青年は、額に迷彩柄のバンダナを巻き、SICの軍服に身を包んでいる。


「すいません、うちの隊長がご迷惑をかけて…。 あ、僕は、イオス・イグラート大尉です。 SIC新機動大隊の副隊長をやってます」


「俺はカイト・フラクトルだ。 問題ないから気にしなくていいっすよ」


「そうですか。 よかったよかった…。 これが元で国際問題にでもなったら、どうしようかと心配しました」


「―――そうなりたく無かったら、全員おとなしくしていろ」


三機の背後に立つ、一機のスサノオ。 両手に構えた実刀をサーギス機とカイト機の首筋に押し当て、静かに囁く。


「大事な会議の場で…ふざけた真似をするな。 閣下の命でなければ、即刻首を落としているところだ」


黒髪の、少年だった。 すっと、音も無く刃を収めると、騒がしかった二人を睨みつけ通信を遮断する。


「…おっかねえ。 なんだあいつ」


「東方連合のエース君だろう。 確か、フェイ・ウルグとかいったかな」


「なるほどねえ…こりゃ楽しい会議になりそうだ」


「うむ、全くだ」


再び近づいてくるフェイのスサノオの姿を見るなり規律する二人。

多くのエースに守られ、サミットが進行される。

その様子を、遠く離れた場所から見守る影があった。

巨大な鎌を携えたその機体は静かに海中に潜ると、ゆっくりとヴァルハラを目指して進行を始めた…。


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