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ほのを  作者: につき
4/12

幻想サルベージ

雨宿り

樫の木の下で

空は泣かないから

雲が泣いてる

そんなときでも

足元の濡れることを気にしてる


やっと眠れる朝に

何も手につかない

ひとりで傘を差せば

空が見えなくなる

だからビニール傘は大人気

誰も彼もが空を見失いそうなんだろう


街は大きくなったり小さくなったりを繰り返して

そのたびに わたしも小さくなったり大きくなったり

結局は どっちもどっちだから

雨が降ったら濡れるだけ


雨が上がったら

サルベージをやろう

水たまりに釣り糸を垂れて

この空の底で

誰も見たことのない幻想を釣り上げよう

雨降ってないんですけどね。なんだかそんな感じだったんです。

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