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次の日普通に学校に登校してきた苑さんはいつものモミの木の下でみかんをほうばっていた。



「おいしっ」



そんな苑に一人の男が近づいてきた。



「何の用?」


「佐久間苑とはお前か?」


「そうだけど……君はいい匂いがしないや」


苑とその男はモミの木を挟んで背中越しに話した。



「嗅覚が優れているのですか素晴らしい。あなた本当に人間ですか?」


「オレに興味があるの?それとも戦いたいの?」


「いずれは戦うことになるでしょうでも今日は違います。今日はただの敵視察です。」


「そっ。でも敵を知るにはまず味方からだよ……裏切られないようにね」



そういうと男はクスリと笑った。

そして苑に名乗った。



「私の名前はれつあなたをモデルにして作られた人造人間です。」



「面白そうだね。けどオレはもう戦いに飢えてはないよ?」





「そうですか?」




すると裂は苑の胸を突き



「ここは乾ききっていると思いますが?」



「うるさい。乾いてないよ……」




「そうですかですがこれだけは・・・・・・・」



「何?」



「あなたはもう一度ボスの所に戻ってきますよ。すべてを捨ててあの始まりの場所に………」




「ふっ……」






その言葉を言い残すと裂は苑の前から消えた。



その一部始終を見ていた優哉は苑にこう言った。




「裏切ってもいいですよ!!信用してないんで……誰も。」



「裏切らないよ……」




そう言った苑の顔は少し曇っていた。





そんな空気をしり目に敵が現れた。




「何?仲良しごっこの最中だった?ごめんなさいねー」




「お前は!!【薔薇の十字架】!!」




「その名前気にってないんだからーロザンヌにしなさいよ!!」



「なんでこんな時間に!!」



「あんたたち弱ってるみたいだし、双子にかなり痛めつけられたみたいじゃない?」




「追い打ち!!かけてやろうかと思って暇つぶしに来たんだけど……ホント戦える状態じゃないみたいねー」



「でも、戦うぞ……優哉。」



「あんたたちバカね………私は卑怯専門よあんたたち狙って何が楽しいのよ」



「ど・・・・・どういうことだよ」




すると、学校の屋上に2人が縛られて立たされていた。



「苑さん……」


「優哉……」



「人質はこの女二人とこの学校の中にいる生徒全員だ。」




すると、優哉が呆れたように銃を肩にかけた。



「呆れる……」



「は?」



「人質とか弱い奴がやることをよくできるよな……」




そして苑は笑いながらこう答えた。




「オレたちに人質は通用しないよ?」



「は?どういうこと」



「いいシチュレーション作ってくれんじゃん!!………直ちゃん…我慢できるよな?」



「まぁー学校がなくなるのは生活拠点としてちょっと困るから助けようか」


「苑さんが言うなら……」



そう言い屋上にいる灯と直海の所まで優哉が学校の壁を登りながら上がっていくと、

ロザンヌが優哉に攻撃してきたのを苑が受け止めた。




「オレが相手してあげる。」



「あたしのことをなめ腐って………!!」



すると、たくさんの薔薇が空にばらまかれた。

そしてロザンヌはこう言った。




「永遠に言い夢見ながら死にな!!」




すると、急にあたりは学校ではなく昔見覚えのある花壇にいた。



「この花はね、20年に一回しか咲かない花なんだって……」



「そうなのか」


「見れるかな?」


「見れるだろ……」



「どうかな?でも今ここでENくんとこの花を見れてよかったよ」




「どうして?」



「次見れる時に一緒じゃなかったらなんかいやだもんね」





そして次の瞬間苑の見ている幻想の中で彼女が殺された。

苑はそのショックで目を覚ますと先ほどとは全く違う雰囲気を醸し出していた。





「苑……さん?」



そう優哉が遠くから聞くと振り向いた苑の目はこの世のものではないぐらい黒く濁っていてその眼から血の印が出ていた。







「これは……違う……もう一人のENさんだ……」











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