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これが噂の不登校~子どもにやって良かった7つのこと~  作者: 西野完菜


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010 番外編 学びの多様化学校

 不登校が社会問題になっている今、国も問題解決に動きだし全国に「学びの多様化学校」というものを作り始めています。聞いたことない、知らない方も一杯いると思うので折角なので紹介します。私自身も娘が不登校にならなければきっと知らなかったと思います。


 学びの多様化学校(旧称:不登校特例校)は、学校と同じように出席扱いになる教育機関です。2025年5月現在、全国に58校の学びの多様化学校が設置されています。それぞれに特色のあるカリキュラムや教科を編成しており、不登校経験や、不登校傾向のある児童生徒でも学びを継続しやすい仕組みを作っています。中には取り組みに熱心な学校もあり、例えば星槎名古屋中学校は、教師全員がカウンセラーの資格を持っているそうです。


 実は、私が暮らす市にも2025年4月から中学校が開校されました。その説明会の案内があり、興味があったので行ってきました。恐らく、開校している市によって色々な特色や形をとっているので一つの例として読んでいただけばと思います。


 まず、開校された中学校ですが、元々ある中学校の分校という形をとっています。校舎は、本校とは別に廃校になってしまった校舎が使われています。そのため、この学校に通いたいと思ったら、自分の学区の中学校から転校という形をとらなくてはならず、基本的には三年間通うことになり、元の学区の中学校には簡単には戻ることができません。


 それが、通う上で大きなデメリットだと話していました。


 又、場所が市街地から少し離れた場所にあるため、この中学校から遠い生徒はバスを乗り継いでいくか、送迎を親がするかになってしまいます。


 登校時間は九時。不登校の子どもたちは、朝が弱い子が比較的多いことから登校時間は通常の学校よりも遅めに設定してあるそうです。時間割は、午前中に三時間、午後に二時間の計5時間授業。下校時刻は三時半と、これは普通の中学校と同じ時間になっているようです。


 この中学校の一番の特徴は、年間授業数が通常の中学校よりも105時間削減して910時間となっている点です。減らした分の授業は、新教科「探求の時間」「芸術の学び」という教科を作って対応します。この二つは、技能教科と五教科の一部をぎゅっとまとめたものになっているそうです。


 この新しい二つの教科と、普通の中学校で使用している五教科の教科書を使って一年間授業をしていくそうです。中学校で教える先生は、市の正規教員で校長先生だけ本校と分校の掛け持ちとなるみたいです。


 それと成績の評価方法ですが、この中学校独自の評価方法となりますが受験時などでは他の中学校と同じ扱いになるそうです。


 この中学校に入学するためには、説明会に参加するに加えて体験登校や入校審査などもあり、入学するためにしなければいけないことが多い印象でした。


 初年度は、全学年で12人の入学が決まっていますと話していました。今のところ、生徒数は各学年10人で合計30名程度を考えているようです。かなりの少人数制で、先生たちの目の行き届いた授業を受けることになるのだなといった感想をもちました。


「学びの多様化学校」の説明会で、質疑応答があったのですが、一人の保護者が「この学校だと今までの型にはめた教育と同じで、ただ人数を絞っただけじゃないですか?」と質問されている方がいました。


 確かにそうだけども……。市の職員さんは、「新しい教科の作成や少人数での授業といった試みは初めてなので、温かい目で見て欲しい」といったようなことをおっしゃったと思う(ちょっと記憶があいまい)


 私は、不登校の子どもたちのために新しい学校を作ろうとしていることは、高く評価するべきだと思った。きっと初年度の生徒たちの意見を聞きながら、一緒に生活しながら、本当に必要な新しい学校の形を作っていってくれるはず。最初から完璧なものっていうのは無理だと思う。大切なのは、スタートさせること。


 それに、全国には既に58校の「学びの多様化学校」ができているので、時代に即した日本の新しい学校の形が徐々に出来上がっていくのかなと思ったりした。


 いつか、不登校なんて言葉は死語になって、毎日楽しく登校する子供たちで一杯になって欲しいなって心から思う。


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