スロード王国到着/不穏な影
睡魔勝てず昨日寝てしまったけど特にやることもないので今朝食を作っています
「フワァ〜眠い、キラーラビットの骨と身を焼くつもりで[ファイヤーボール]お、これはいい感じに仕上がっているんじゃない?」
前回解体スキルがなかったのでただのぐちゃぐちゃの肉塊へと生まれ変わったけど今回は丸焼きにしてみたハクは気に入るかな?
「ハク〜ご飯できたよ〜」
よくお母さんが言っていたご飯ができたから呼ぶやつをやってみたけど普通の違和感感じないな
「分かりました、ご主人さま」
「今日はキラーラビットの丸焼きだよ表面はパリッとした感じだと思う」
パリッ
僕が予想していた音がして気持ちが良かったでもこれ攻撃にも使えるかもしれん
そういう考え事をしているとハクが問いかけてきた
「これからどうしますか?」
「う〜ん、分からないどこかへ旅に出るとか?」
「それいいですね」
「だろ、よし決まりだちょっとこの世界のこと教えてもらうか[常識提供]う〜んと一番近いのはスロード王国だねじゃあ行こうか」
「行きましょうか」
「おう」
これで行先が決まった
*
「ふんふふーん」
「ごきげんですね」
「まあな、この街以外に行くことが初めてだしね」
空を飛ぶっていうのは気持ちいいんだよね、竜に転生して良かったと思ったよ
「お、門が見えてきたぞ人化しよう」
「分かりました」
「こっから歩きだ」
あるきってつかれるけど僕が持っていたカルボルクで一瞬だけどバレたらやばいからふつーの身体強化でやるかじゃあSRで
「お〜いハク身体強化ってできるか?」
「はい、できます」
「SRくらいのレベルでやろうか」
「わかりました」
「[身体強化SR]」
「[身体強化SR]うおっ」
一気に速度が出てビビる僕
ビューーーー 竜状態ほどではないけどこっちも早いね
キキー 行列が見えたところで一旦止まって列に並ぶ
「よし、これたな」
「はい、ここが多分スロード王国です」
待つこと数時間後〜
やっとモンの所まで来た
「身分証明書は?」
「はいこれです」
「冒険者ですね、、、え、Aランクなんですか?」
「はい、旅できました」
「ど、どうぞ中入ってください」
「はい」
「なんか緊張していたね」
「それは、Aランク小さいギルドではギルドではギルマスより下だけどまあまあの立場だからです」
「なるほど」
「今日の宿どうする?」
「今日は町外れのところで寝たらいいんじゃないですか?」
「まあそうだな」
今の和真たちは知らなかったこの国は滅亡の危機が迫っていることを
*
side???
「おい、王子の誘拐は可能か?」
「はい、可能です」
「明日の夕方に実行しろ」
「いいのですか?人目に目立ちますよ?」
「ああ、そのほうが混乱を招きやすいからな」
「はは!分かりました」
部下が去った、、、フフフこの国の滅亡はあと少しだフフフフフ
ただし部下が厄介事に巻き込まれないといいな部下は貴族あいつが少しでも口を滑らせたり油断をしていたりしたら邪魔されてしまう、まあそれはないと思うがな
*
朝の鐘で目が覚める
「ん〜これいい目覚まし時計になるな」
「朝食!朝食!今日は何にしよう、、、やっぱり唐揚げかな」
本来鳥のはずのからあげだがいいのがなかったのでキラーラビットにしたいつになったらキラーラビット生活が終わるんだろうまあうさぎも美味しいしいいか
ジュージュージュワーッ
いい匂いといい音が野原に広がる
「う、う〜んおはようございます、ご主人さま」
「ん?おはよう」
「いい匂いですね」
「ああ、今日の朝は唐揚げだ!」
「唐揚げ?」
「あ、知らなかったのか、唐揚げってのはない肉を油で揚げるん料理なんだ」
「分かりました、美味しそうですね」
「ああ、うまいんだぞ!よし食え!」
「はい」
パクパク カリカリ
「お〜美味いな!」
「そうですね!」
この唐揚げ、外はカリカリ、中は肉汁たっぷりでホクホクだ!まさに理想の唐揚げって感じだ、ん?なんか新しいスキルがもらえたな
「え?料理人!」
「料理人?」
「料理する人のことだよ、なんでこんなスキル持ってんだまあ持つ文は問題ないな美味しい飯が食えるし」
「いいスキルですね!」
「ああ」
「そろそろ町へ行くか」
「はい」
「[身体強化SR]」
「[身体強化SR]」
身体強化でスピードを上げたし門へダッシュ
門へ付きましたさあ行こう
*
おや、町がいつもより賑やかだな人の話を少し盗み聞きしよう
・今日はこの国の王子様の誕生日なんだって町の中央にいきましょう・王子様の誕生日かその誕生日会では美味しい料理が食べられるんだってさ・王子を誘拐すれば大金が手に入るぜ
最後のやつが不審だな
「おい、ハクあいつ怪しいぞ」
「はい分かりました捕らえますか?」
「ああそのほうが良さそうだ」
「分かりました」
「[探知]」
路地裏にいたなしかもあと少しで町の中央だ危なかったな
「待て!」
「チッバレたか、おい!逃げろ」
「逃さん、ハク、行け!」
「分かりました」
よし捕まえれたなこいつらは何しようとしていたんだろう
「お前らは何者だ!」
「、、、、」
「口を割らないか、う〜ん[記憶探知]」
「な!クソ」
記憶が流れてくる、こいつらは王子を誘拐しようとしていたな命令を受けたやつの名前はユニスか
「メモリーで調べたところこいつが王子を誘拐しようとしたっぽいな命令を受けたやつの名前はユニス、ハク知ってるか?」
「そういえばこの町に入るとき重要指名手配ってかいてた」
「なるほど、こいつらは貴族みたいだし衛兵に突き出すのは無理か?まあスキルでなんとかなるか[催眠]」
「な、あがっ」
「よしこれでいいか、こんなところにいたら何かめんどいことになりそうだし、それじゃ王子様の誕生日パーティーのところに行くか」
「分かりました」
アイツラは一体何が目的なんだろう?