第四話. summer vacation
テストで更新遅れました。
これからも遅れるかもしれません。
告白から、もう2ヶ月。
夏休みが近づいていた。
俺の所属していたバスケ部は7月に行われた地区総体で敗退。
対して彼女の所属する吹奏楽部は8月4日にコンクールがあるので、夏休み中にも部活はある。
長ったるい終業式を終え、下校中。
「しばらく会えなくなるなぁ・・・」
そんなことを考えていた。
「毎日メールするからいいじゃん♪」
隣にいる彼女が言う。
「あ、声に出てた?」
「うんっ、出てたよ笑」
そんなストーカーみたいな発言を彼女に聞いてほしくはなかったけど、
彼女は全く気にしていない様子だったのでよかった。
「じゃあ、俺もたまに部活に顔出しに行くから。その時会おうな。」
「うんっ。」
そして、俺たちの帰る道が分かれるところで、
「じゃ、よい夏休みを!」
「あぁ、部活頑張れよ。」
「うんっ!」
そう言って、俺たちは我が家へと向かう。
明日から夏休み。
夏休み、だった。
俺たちの破局の原因は紛れもなく俺のせいだけど、
それは、夏休みの出来事。
___
7月下旬。
夏休み突入5日ほど。
部活動を引退している俺は、その時間を持て余していた。
まだ一日練などがある彼女に対して、
俺はとてつもなく暇だった。
コンクールを控えた彼女にメールを送りすぎるのもどうかと思って、
メールは夜の7時からだけにしておいた。
___
8月にも入ると、少しからだがなまってしまうので、
たまに部活に顔を出しにいく。
そしてその度に、
彼女を探す。
見つけることが出来ると、
少しのアイコンタクトをして、部活へ参加する。
くだらないような事だけど、
彼女を少しだけでも見れるだけで、
なぜか安心する。
そして、日は8月下旬へ差し掛かる。