Surgeons〜史上最凶のウェー医
とあるウェーイのお話。
まず、最初にウェーイとは一体なんであるかを説明しなければならない。旧帝大と呼ばれる国立校に進学したが、常に言葉をウェーイで済ませようとしているひとのことだ。
このウェーイのことについて詳しく知りたい方は下記のURLを参照してもらいたい。
記
栗栖鳥太郎 氏著 ウェーイ死ね入門《http://ncode.syosetu.com/n6893da/》
さて本題である。旧帝大の某医学部を卒業し、医者となった優秀なウェーイが居た。彼は採用される時の面接の時に、極々普通な返答をしていた。
下はメンセツカンとウェ:ーイの会話である。
メ「どうぞお入り下さい。」
ウ「失礼いたします。(チッ、メンドクセェ。ウィーッスデイイダロ)」
メ「何故あなたはこちらの病院を選んだのですか?」
ウ「はい。こちらは、豊富な機材を有しており、また数々の日本医学界における名医を輩出しているからです。(イエカラチカイカラジャナイッスカ。イシャナンテカネヲエルシュダンニスギナイ。)」
メ「要するにあなたは、それに続きたいということですか?」
ウ「はい。その通りです。(オレハ、メイイニハナリタクナイカラ、ウェーイドマリダゼ。)」
カッコ書きは心の声であるため、一般的な受け答えをしていた。
その為、彼は採用された。
下積みで彼は黙々と仕事をしていた。与えられた仕事は真面目にこなす。そんな男であった。
その働きぶりが認められて、ウェーイは執刀医に任じられた。
しかし、医学部で受けた教育では、生きた人を手術したことは無かった。
そういうカリキュラムは有ったのだが、ウェーイはわざと休んでいた。サボったつけが回ってきたのだ。
手術室に入り、一通りの準備物を準備して、いざ執刀となった時、ウェーイは手が震えて、執刀することも出来ず、「ウェ、ウェウェウェ、ウェーイ」そう叫ぶと手術室から逃げ出した。
彼が逃げた後、手術室の中では、「島津先生、執刀お願いします。」「分かったぜ。絶対に成功させる。」
彼がいなくとも成り立つようだった。
ウェーイはその後、不在だった院長の机に辞表を提出し、そして屋上に上がり、バルビツール系の薬物の入った液体をメスにかけ、腹に当て切腹した。




