携帯≒命
貴方の手に握られた端末。
それは汎用性の高いものだ。
電話として、メーラーとして、パソコンとして、ゲームとして。
様々な状況に応じて、様々なニーズに応える。
どんな時にでも、どんな場所にでも。
電波の届く限り、電池の在る限り。
状況を選ばずに仕事を果たす。
それはいいことだ。
それはいいことのはずだ。
だけれどもそうじゃない。
貴方が端末を操作する時。
貴方の状況はどうだろうか?
いま何している?
家に居る?
出かけている?
座ってる?
歩いてる?
運転してない?
危ない事をしていない?
知らず知らずのうちに、その端末は凶器となる。
それは刺しも、撃ちも、殴りもしない。
だけれども、それは人を殺しうる凶器になる。
貴方の持っているものは命よりも大切ですか?
その端末は、命の代替えという機能はないですよ?