90/100
紀行・舞鶴/漁業取締船「りあす」
水産庁漁業取締船「りあす」四九九トン。
東舞鶴港に岸壁に停泊する下記写真の船舶には煙突に「水」と書いてある。つまり水産庁の漁業取締船だ。
離島では中国の政府系漁船や巡視船が押し寄せのだが、日本が護衛艦をだすと戦争になる危険があるため、実質的には、放水銃装備の水産庁所属船舶や、水産庁を支援する機銃装備の海上保安庁船舶が現地にでむいて応戦する。漁業監督官は警察権があり、違法操業船の臨検・逮捕・送検権限をもっている。韓国の違法操業漁船は確信犯で体当たり自沈したり殴り込みをかけたりすることもあるときく。そのとき機銃ではなく警棒がわりの放水で対抗する。そして丸腰同然での格闘。……海上保安庁の「海猿」よりは地味だが、ほんとうの主役は彼らだ。
水産庁恐るべし!
ノート2015.04.08/取材2015.04.05




