紀行・舞鶴/護衛艦・イージス巡洋艦「みょうこう」
イージス艦「みょうこう」。
基準排水量七二五〇トン全長一六一、全幅二一メートル。考えていたよりも小ぶりだ。旧帝国海軍・大和型戦艦の装甲が四百ミリだったのに対し、コンピュータをぎっしり積み込んだ、イージス艦装甲は昨今の軍艦がどこもそうであるのと同じように十数ミリと薄い。
前回につづき遊覧船「あさなぎ」からである。
写真に写っている、大きいのが護衛艦「ましゅう」艦首に425とペイントされている。問題のイージス艦「みょうこう」は艦首に175とペイントされているものだ。遊覧船の自衛隊OB解説員によると、某国工作員になにかされないように、図体のでかい補給艦「ましゅう」で隠しているのだという。
以前、北朝鮮が、日本の本州を飛び越させて、弾道ミサイルを太平洋側に打ち込む実験をやった。その気になれば撃てる、という意志表示で、日本側に何かしらの譲歩を引き出そうという瀬戸際外交カードだ。そういうときに、撃ち落とせる、といって要求を突っぱねる日本側のカードとなる。
サヨク系国内新聞が、隣国政府・マスコミと連動してどう喚こうと、イージス艦が存在することによって、不当な要求を突っぱねているのは現実のことだ。
当日は基地・桟橋に入ることも許可されたので、自衛官係員に、イージス艦についていろいろきいてみた。すると意外にも、船体自体は国産で、中に積んだ器材「イージスシステム」こそがアメリカから購入されたものなのだという。いつかは、日本もそれを自前でつくりたいらしい。
先日、さる自衛隊隊員が、電磁記録化したイージス艦関連のデータを中国嫁に渡したというのだが、そのあたりの部分はまだブラックボックスのままだったということだろうか。
ノート2015.04.06/取材2015.04・05
イージス艦「みょうこう」前方から撮影
イージス艦「みょうこう」横から撮影
イージス艦「みょうこう」後方から撮影




