もう一度妻をおとすレシピ /冷静チーズクリームスープ ノート20160526
ちょっとお店を探していましてね。地図を広げていました。そのときです、頭の中を不思議な声がよぎるではありませんか。
「はい、ち~ず」
小人妖精がいるのではなかろうかと、部屋を見渡すのですけれど、そんなものはいるはずがありません。小人、チーズ。ついでに鼠がでたら。 スペンサー・ジョンソン著『チーズはどこに消えた』ですよね。(……ですよねって、強引だろうが!)
小人ペアと鼠ペアが迷路をさまよい、チーズを発見。しかしそいつが突然消えてしまう。鼠ペアはとっとと新しいチーズを探しに行ったのに、小人ペアは、「同じところにチーズが現れるに違いない」その場でずっと待っている。「お腹すいたあ~」そこでようやく、「意識改革せにゃあかんぜよ」となって、彼らもまた旅にでるという物語です。
と、いうわけで本日のレシピは、チーズを使った夏料理、『冷静チーズのクリームスープ』♫
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『冷静チーズのクリームスープ』 の作り方。市販の固形あるいは顆粒状のスープの素をチーズを入れた鍋に、ふりふり、プリティーに(←意味不明)鍋に振り掛け、火にかけます。冷めたところで、牛乳あるいは生クリームで、とろりとさせませう。そのとき塩胡椒を加えるのを忘れずに。最後にジブレットとトマトの微塵切りをはらりとまいたらできあがり。
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夏の朝。奥方が起きてきます。するとなんだかクリーミーな香り。なんと、焼いたフランスパンと、冷やしたこのスープがテーブルに上がっているではあ~りませんか。
「あらあ、冷えてて美味しいわあ」
「スープは冷めているけれど、君への愛は火にかけたままさ」
ぽっ。
いってらっしゃいませ。本日も貴男の奥方は、イ・チ・コ・ロ♫
了
参考文献
村山重信 監修 チーズの事典』成美堂出版1997年
ノート20160526