もう一度妻をおとすレシピ/焼うどん・きのこクリーム添え ノート20151108
十月の上旬あたりに渡ってきた白鳥がいまやびっしり水辺を賑わせつつも、雨ばかりで足元が潤む昨今。本日、霜月・立冬を迎えました。暖炉ではほのかに燃える薪。リビングの窓辺にもたれてオルゴールを聴いていた奥方が貴男に問いかけます。
「ねえ、旦那様、お昼はなにになさります?」
「パスタなんてどうかな」
「焼うどん等もよろしくってよ」(←君って、お蝶夫人だったのか!)
というわけで、〝焼うどん・きのこクリーム添え〟なんていうのはいかがでせう。(←なんだその接尾語〝せう〟っていうのは!)
ではいつものごとくレシピ。
用意するものは、袋詰めの生うどん、エリンギキノコ、ベーコン等の肉類、生クリーム、そばつゆ、オリーブオイル。
つくり方は、まず、フライパンに水を注いで、刻んだエンリキキノコを入れて煮沸。ゆであがり次第、コンロの火を止め、湯を捨てます。つぎに、キッチンタオルなどで水気をなくしたところで、オリーブ油を敷き、ベーコン等の肉類を加えて炒め、さらに、うどん、そばつゆを加えます。そばつゆがうどんにほどよくからんだら火をとめ、最後に、生クリームを加え、皿に盛ってできあがり。
それじゃあ、奥方を呼びませう(←だからその接尾語〝せう〟っていうのはなんなんだ?)
二階から階段をおりてきた奥方は、(ハロウィンのときバンパイア・レディーに扮装するために買った)ルネッサンス時代風な襞襟ドレスで登場。
「まあ、なんて伊太利アンなおうどんなのでせう♡」
というわけで、本日・日曜日も、貴男の奥方はイ・チ・コ・ロ。
了
ノート20151108
著者創作料理(どなたか先につくっていらしたらゴメンあそばせ)