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生きているのだと

作者: 月白 深夜

人はいつか死ぬのだとして

ただただ進む世界の中

死んでいない僕は

一体生きているのだろうか

人はいつか死ぬのだとして

死んでいない僕は

死体よりも生きているのだと

一体誰が言えるのだろうか


掠めては失い

二度とは戻らない時の流れに

ただ押し流されることなら

抜け殻にもできるのに

僕はまた

通り過ぎては気づき

取り戻せない過去に手を伸ばそうと足掻き


戻れない彼らは知っている

振り返ることはできたとしても

この手が届くことはなく

何かを得たいと望むなら

速すぎる流れを追い越し

この足で進むしかないのだと


人はいつか死ぬのだとして

流れ続ける時の中

自分で歩むことを忘れた僕は

生きていると言えるだろうか

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― 新着の感想 ―
[良い点] あぁああ(← 深夜さんのテンポ好きです! [一言] こんばんは、またまた失礼します。 「生きる」というのは、言葉にすると難しいですよね。 「生きる」の定義は何か。 息をして、朝を迎えて。…
[一言] きっと『生きている』って言えますよ。 それを言うために、あなたはもう歩いている気がします。
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