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プロローグ

俺は生まれて今日で23年になる…そこそこ楽しい人生を送れていたつもりだ。

しかしここで唐突だが一番最初に抱いた将来の夢は覚えてるだろうか?

俺は覚えてる。小学校の頃に先生を目指した。憧れの恩師がいた。自信が無い俺に生きる希望を与えてくれた。そんな人に自分もなりたかった。


その希望をようやく掴めた。

それなのに自分は余命宣告を受けた。

この世は理不尽だとさえ思ってしまう。

努力していない連中が得をしていることもある。

自分は確かに努力した。それが無駄になったのだ。

自分はあと何日生きられるのだろう?

医者が言うには長くても1ヶ月なのだとか。

見舞いにはたくさんの人が来てくれた。

懐かしい顔だったり、最近知り合った顔だったり…人生を振り返れたような気がした。


「先生…僕ももうそろそっち側に行きますから…」


そういえば天国と地獄なんて本当にあるのだろうか。

最近よく小説やアニメとかでよくみる転生がもしあるとするなら、もう一度この道を目指すだろう。生徒を正しい道に導きたい。

あのとき先生が自分にしてくれたみたいに…


そして余命宣告から1ヶ月ぐらいだった頃、宣告通りに俺は息を引き取った。

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