孤独の華は毒をまとう
あの日、私は絶望した。
君が私を庇って死んだから
その時私は規律も秩序も忘れて、荒れた。
でも君は戻ってきてくれた、私の心の中に
全てを整えた。そうして私はやっと息をすることができた。
矛盾しあった秩序を説き、狂気に駆られたけれど
心の中にいる君はいつも、私を導いてくれた。
規則とは民を守るためにあり、そして古い規則を破るためにある。
秩序とは刃のようなものだ 触れるものを裁き 従うものを守る。
だから、飛び出してはいけない。秩序という刃に捌かれたくなかったら従わないといけない
でも、一番守るべきものは民だ。だから私は破る。いらない規則を。
私はアマリリス。美しい花を咲かすけれど、根は深く毒をもっている。
私は秩序の中にいる矛盾し合った悪魔だ。秩序に恋をした悪魔だ。
天使のような君に恋をした悪魔だ。
法の鏡に咲く毒花だ。