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苦手な方はご注意ください。

局長組シリーズ〜短編〜

孤独の華は毒をまとう

作者: 記紀

あの日、私は絶望した。


君が私を庇って死んだから


その時私は規律も秩序も忘れて、荒れた。


でも君は戻ってきてくれた、私の心の中に


全てを整えた。そうして私はやっと息をすることができた。


矛盾しあった秩序を説き、狂気に駆られたけれど


心の中にいる君はいつも、私を導いてくれた。


規則とは民を守るためにあり、そして古い規則を破るためにある。


秩序とは刃のようなものだ 触れるものを裁き 従うものを守る。


だから、飛び出してはいけない。秩序という刃に捌かれたくなかったら従わないといけない


でも、一番守るべきものは民だ。だから私は破る。いらない規則を。


私はアマリリス。美しい花を咲かすけれど、根は深く毒をもっている。


私は秩序の中にいる矛盾し合った悪魔だ。秩序に恋をした悪魔だ。


天使のような君に恋をした悪魔だ。


法の鏡に咲く毒花だ。


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