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好きです好きです好きです! 恋日可憐の日常  作者: リィズ・ブランディシュカ
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第6話 好きです好きです好きです!



 愛して愛されて。


 そんな素敵な恋人達って、良いと思いませんか?


 とっても良いと思います。


 時間を積み重ねて、思い出を培って、絆を深めて互いが互いを大切にしていく。


 そんな恋人達が夫婦になって、家庭を築くって素晴らしいと思いませんか。


 会社の利益だけでとか、


 世間の評判だけでとか、


 お金や財産目当てだけでとか、


 そんな事関係なしに、結ばれるなら、それはとてもきっときっと素敵な事です。


 暖かな家庭を作って、子供を産んで、小さくてもいいから家を見つけて、余裕があったらペットとかも飼ってみてもいいですよね。


 そんなそんな素敵な、夫婦生活。未来絵図。


 女の子なら誰だって憧れてしまいますよね。


 私は「あの人」たちのようにはならない。


 利益だけでも評判だけでも、お金や財産だけでもない、本物の愛を見つけるんだ。


 そして本物の恋をして、本物の夫婦になりたい。


「あっ、先生! 分からないところがあるんですけど、ちょっと質問していいですか」

「ん? いいぞ。何でも聞いてこい。生徒の疑問に答えるのが仕事だしな」

「先生、もしですけど。もしもですよ。私が先生の事好きだったら、好きになってもいいですか?」

「ははっ、何だそれ、意味分かんない事言うなよ」

「そうですよね。ごめんなさい」

「でも、良いんじゃないか? 別に好きになっても」

「えっ?」

「人が人を好きになるのに誰かの許可なんていらないだろ」

「そうですよね。そうですよねっ! ごめんなさい、変な事聞いちゃって。その通りですよね」

「で? ほら質問って何だよ」

「あっ、はい。実はここの所が分からなくて」



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