BEZITABLUE 2
2021
現れたのは、高さ2.5mほどの巨大な変異野菜。
「俺が時間稼ぐ。栗屋と三ツ屋は、安仁屋背負って逃げろ!!」
そういうと、鍛冶屋は、変異大根に突進すると、変異大根の回転状態を両手で爪をかけ、止めた。しかし、
「グハッ!畜生…爪が割られた…」
「無理もない。私の回転は毎秒150だ。よくぞ二枚分ですんだ。」
そうして、変異大根は右側から3本の根を出現させ、
「三根回転槍!!」
と言い放つと、三発の強力な突起が鍛冶屋に向けられた。
「粉塵爆発!」
と言ったのは三ツ屋だった。突起めがけて、小麦粉とライターをなげ、空中で爆発をおこした。鍛冶屋は、三ツ屋と咄嗟に部屋に戻った。
「おいおい!姑息な方法しか出来ないんですかね!」
変異大根の様子が明らかに変わっていることが口調の変化から感じ取れた。
「変異茄子を倒し、貴様らの目標は一体なんだ!!?」
すると、鍛冶屋はメリケンサックを嵌め、廊下へでた。
「人間が、支配されない世界をお前らから剥奪することだ!!」
こう、鍛冶屋は言うと、狭い廊下で、
「三根回転槍!!」
を直に受け、倒れかけるも、
「大根卸」
と言うと変異大根の皮膚を隠し持った大根おろしで、削りまくり、変異大根の打撃もやがて弱くなり、粉塵爆発でこんがりした変異大根は、鍛冶屋と三ツ屋により、倒された。
「ここまで、3年かかった、本当に長かった...」
「安心するのはまだ早い。三ツ屋。こいつの10倍強いぜ、グラントマティは。」
一行は、元の大根と化した変異大根を栗屋が捌き大根料理10種に仕上げ勝利を祝福しあった。
一方、夜中、ベジタリアングループサクラダイコン支部では、グラントマティ及び、その部下4人が、会合をしていた。
「2.3と情けないですね。このわたくし、変異韮にも、昇格のチャンスを!」
「ふ、貴様は昇格にしか目がないな。ただ、俺もno.5の位置が嫌いでな。変異隠元豆はいつでもいいぜ。」
「あななたち!情けないですよ、no.5.6ともあろうものが!私は、No.7変異萌やしということに誇りがあります!」
「つまり、ボスは、俺たちに昇格をさせてくれるっていいたいんだろ?順当だったら俺はありがたいな!」
「よってたかって、口うるさい奴等さ...気にかけてもらってすまないな。変異玉葱」
「御安いご用ですよ。」
「君たち、4人に集まってもらったのは、1月後の大襲撃に向けて、昇格戦を与えてやろうとのことだ。方法は簡単。現在の我々の一番の脅威であるシーヤの4人を退治することだ!」
『『『『望むところだ!』』』』
4体の変異野菜に恐怖など存在しない。
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