貴重な木の実
飛び回る姿が多数目撃され、町では竜の話で盛り上がっていた。
竜に選ばれると勇者になれる。
姿を現したってことは、近い未来に狂暴な魔物が一掃されるのだろう。
景色のいい噴水広場、吹く風が涼しい、見下ろす感じで坂の傾斜あり、花壇が並んでカラフルに植えてある。
『りのりの、近くの草原、初心者向けの魔物いるからいかない?』
『あいかちゃん、動きが遅いのかな、あたらないよぉ』
『出会わないのか。きっと、ゆっくり移動したら気づかれないんだね』
『違うよ。攻撃があたらないんだよぉ』
『適当に振り回せば、当たるようになるから、練習しておこう』
二人は、草原にたどり着いた。小さなリス系魔物に狙いを定め、あいかが、サポートに回ることになった。
慎重な性格なのか、動きがとろいのか、ゆっくり距離を詰め、りのなが、走り出した。
踏み出した先に、小枝が、音をたて奇襲に失敗してしまうのか?ポキ ズルー
バランスを崩して、転んだ! 勢いが乗り前に顔から倒れこむ!
かぶさるように倒れたので、リス系魔物を倒すのに成功した。
【貴重な木の実】運がよかったのか、レアな食材をドロップした。
『この木の実、人気の香辛料だよ。まだ落とすかな』
『う~ん。どうかな』
あいかは、必要以上の範囲火力スキルを使う キラキラと周りが輝き魔物を、一掃した。
『星の雨』
30匹くらい倒しただろうか、残念なことに、ドロップはなかった。
『あ~!ピカピカと輝いて線香花火みたい、綺麗ね。』
『うふふ』 嬉しそうに照れ、顔が真っ赤になった