犯人はあなただったのですね
「なんで泣いてるの?ペナつくだけじゃない にひひひ」
「消えないな?おかしいな?」両手の人差し指で頭を指し考えてるめいな
3人で泣きついてるから、どんな顔で起き上がればいいの?
普段、いじってくるけど感謝していたんだね、
感謝の気持ちとか、もう少し聞いてみてもいいかな うふふ
だが、期待通りにはいかなかった・・・懺悔の告白が始まる
「ううう・・・みなつが楽しみにしていたプリン食べたのクレハなの、ごめんね」
「クレハが、食べたから、残りは全部・・あいかが食べたの ごめんね」
「あいかが、パンケーキ用のトッピング、つまみ食いして、クレハも食べてしまった・・ごめんね」
「クレハ、パンケーキ関係は、みなつが化けてでるからやめとこう ううう」
「ううう・・・そうだね、尋常じゃない怨念感じる」
「やっぱり!あなた達だったのぉーーーキィー」
「クレハがばらすから、ゾンビになったじゃない」
「酷くないですか?クレハは、みなつがゾンビでも生き返って嬉しいよ」
「あいかは、嫌だ、腐ってるんだよ うふふふ」
「みなつ、生き返ったの、良かった」
りのなは、力強く抱きしめた クレハも、抱きしめてくる
あいかは、眺めていた 鞄から、何かしら取り出し逃げ出そうとしていた
「あいか、こっそり、逃げたりしないよね?」
ヒィーーバレてるし、語気を強めて怒っているんですけど、とぼけたら許してくれる
「うふふ なんのことかしら」許してくれそうな目ではなかった
不思議だな、めいなに『不条理のオーラ』を完全に扱えるとは思えないんだけどな
独占欲が強いほうだから、破壊力は真似できても、癒しの奇跡は無理だよな
でも、よかった・・・ペナついたら、つまらなくなる みなつもいないとな
「みなつ、どうするんだよ?やられぱななしか?悔しくないのか?」
「あなたに言われなくても、分かってます」
「お、やっと口きいてくれた にひひひ」
「めいなが、お友達になるの断ったから、怒ってるのかな?」
「違うと思う、みんな事情を話すから聞いて、どう思う?」
この日あった研究所の話と魔族だということ、生きているのを知られ事を嫌がっていたことを話した
「あれだな、探しても、見つけ出すのは難しいぞ」
「うふふふ 困ったら、出てくるんじゃない?」
「さすが、あーちゃん 賢い」すぐに答えが分かったようだった
「クレハ、全く思いつかない どういうこと?」
「あいかちゃん、話に出てきた、リリアイの封印解いちゃうの?」
「まる♡ ふふふ」頭の上で指を合わせ輪っかを作った
「正解、うふふふ」あいかも、同じポーズをしていた
「危険な作業にだろうから、みんなで行く?」
場所は、分からないけど、道案内、行ったほうがいいよね
また、あれ滑るのか・・・嫌になるけど、あいかは喜びそう
「そうだな、せっかくだから、チーム分けしようぜ」
「あら、ひにか、めいなと一緒に行きたいのね♡」
嬉しそうに抱き付いた、私以外は、選択はないよと言わんばかりに圧が強い
いやだ!誰も、止めてくれないぞ、これで決まってしまう、助けてくれるのは
「みなつ、助けてくれ、お願いだから」
「照れなくてもいいんですよ♡あれしていこうね♡」
「めいな、あれは、いやだよ、勘弁してくれ」
なんで、あれ気に入ってるんだよ 意味が分からない
お願い助けて、目で訴えかけ続けると、提案を出してくれた
「見ていると相性がいいみたいだから、めいなとあいかで組んでくれない?」
「みなつが言うならいいですよ♡」
「あいかとめいなで、魔物を根こそぎ排除して欲しいの」
「なるほど、慌てて様子を見に出てくるかもな」
「うふふふ なんだか、わくわくしちゃう ねー」
「ねー♡」目と目をあわせて同じ動きをした
「ありがとうな、みなつ、借りは返すから ふぅ」
「私は、誰と組めばいいの?」
「クレハとひにかさんで、お願い」
「重症だと思わせたいから、りのなと一緒に行動する」
「それがいいな、めいなとあいかが組んで暴れたら、気が休まらないだろうな にひひ」
「ひにか?不安だよー 足引っ張らないでよー」
「言うようになったじゃないか にひひ」
「暗闇だから、クレハ怖がらないか不安だけど」
「えー暗いの、りのながいないと歩けないかも」
「さっきの自信は、どこ行ったんだよ にひひ」
「クレハ、ついていこうか?」
「あいかに、いい考えがあるよ」
「え!なになに、教えて」
「それはね うふふふ」
笑い方から、嫌な予感がするクレハだった




