ひにか
キラキラ輝いて綺麗だったが、ずっと眺めていると七色が絡み合う
スピードが上がると、長く伸び、虹の橋を作っているようだった
遅くなると大きく膨れ上がり、大きなシャボン玉が出来上がる
左右に移動すると混じり不思議な輝き方をみせた色が激しく変化していく
「あいかちゃん、虹の星が描く空、とっても綺麗」
りのなのテンションの高い声をきいて恐る恐る目を開ける
「うわぁ、本当に綺麗」
あいかが暴走するから、怖くて目を閉じていた、こんなに奇麗なの身逃していたの
ちょっと損した感じ、クレハの描いた虹の星、自由に操って眺めてみたいな
「ちょっと、あいかに聞いて来たの、クレハがなんで答えるの」
いつも、対抗心燃やしてくる返事先に返したぐらいで嫌になちゃうわよ
「いやだぁよおぉ、人間が小さいよ」
「そうかしら、クレハは大きいものね 小柄な私に憧れていたのね うふふふ」
どう理解したのか、嬉しそうに照れた反応が返ってきた
「ちょっと、意味が違うよ、ねぇ」
心が狭いっていってるのに、きぃー 都合のいい解釈する
りのなは身長低いから、確かに、ほんの少し高いですよ 実際は、10センチくらいの身長の差があり並ぶとかなり大きい
でも、あいかも私とあんまり身長、変わらない大きさだよ
目的地上空に着いたのか、りのなに抱き付くように体を巻きつけ、クレハが、大きく回される
わざとやってない?クレハを回しながら、頭上にあげ回転しながら落ちていく
逆さまにされ、回りながら落下していくクレハは、本当に怖かった悲鳴もだせない
恐怖で涙が流れ零れ、飛び散っていく、虹の星が反射させ、その光景をみているだけなら綺麗に見えたんだろ
着地直前で、逆さまから横に回され、体感的には回転速度があがったように感じられる
空気抵抗が変わり、気持ちの悪くなる回転に、声を絞り出す
「いやぁー、あいか止めて、怖いよ」
ゆっくり、プロペラの回転が止まるかのように、地面すれすれで止まり着地した
「うううう、酷いことされた、人じゃない鬼だよ」
「うふふふ、なんで泣いているの?」
あんなに喜んでいたのにキョトンと不思議そうな顔をしている
「あいかがしたんでしょう・・・悪魔、人でなし」
「クレハ、泣かないで」
心配そうなな表情で話しかけ、りのなが手ををギュと握ると、目と目をあわせて微笑んだ
魔法のような笑顔、なんでも悩みを解消してくれそう
「あいかが、意地悪するんだよ」
りのな聞いてほしいの、いつも、意地悪するんだよ
怖がりなの知っていて、酷い扱いするんだよ
血も涙もないんだよ・・・りのなに接するみたいに私にも接してよ
「あいかちゃん、誤解されやすいけど、優しいよ、泣かないで」
りのなに泣きつき、心が癒されるクレハだった 心が満たされる・・・大好きだよ
「どうせ、あいかが悪者だよ、りのりの」
嫉妬の心に火が付いたのか、優しくないと言われ憤慨したのか
抱き付いてくると、小競り合いが始まった
「あいか、離れなさいよ」
「クレハ、もう十分でしょう、あいかの番だよ」
「もう・・・喧嘩しないでよ」
心から癒された2人に対して、少し疲れたりのなだった
つたから体液が流れ気持ちの悪い光景だった
体液が蒸発してるのか、霧がかかり遠くが霞んでいる
肉食植物が生息するこの一帯、あいかが範囲攻撃で一掃し始めた
『星の雨』キラキラと周りが輝き肉食植物が姿を消していく
『光雷撃』『光雷衝』突進と範囲攻撃の連続技を負けられるかと続ける
気持ちが乗り出すと止まらない2人、考えなしで視界に入ると根こそぎ殲滅
あれほどいたのに辺り一面、霧が晴れ、植物が姿を消していた
すっきりしたところで、りのなを置いてきた場所に戻ると姿が消えていた
目て目をあわせて、慌てる、お互いにあなたが様子を見ていると思っていたと目で訴える
「りのなは美味しくないですよ」
「え!食べられてるの」
振り向くと巨大な肉食植物に肩辺りまで丸呑みされていた
「りのりの、食べないでよ」
「あいか、邪魔よ。どきなさい」
『光雷乱舞』強化スキルの発動『光雷疾風撃』無敵状態の貫通突進、大技を繰り出した
消し飛び、茎や葉が乱れ飛ぶ、体液だらけのりのなが落ちてきたが、気にすることなく抱き受けた
「りのな、水浴びして帰ろうね」
「ありがとう クレハ、大好き」
「えー、あいかが、助けたかったのに」
「心配してくれて、ありがとう あいかちゃん」
「りのりの、クレハがほっておいて暴れてごめんね」
私のせいになってない、また始まった都合のいい解釈
「その言い方、酷くないですか」
心配になったのか、目の色が変わり、闘志に火が付いた・・はじめから一人で十分だよね
「りのりのいるから気力気にしなくていいか、すぐに終わらせる」
『夢見る。私の世界、夜空の星は過去の光、煌めきが未来を輝き照らす スターティアラ』
特殊な強化スキルの発動。星のティアラが輝く光の粒子が全身を包み
「ねぇ。止まって、くれない」時間が止まり、ターンが倍になる
2人の時間が動き出すと、食材を手にしていた
「りのりの、チャージさせてよ」
抱き合うクレハを強引に引き離す
「酷くないですか」
「あいかちゃん、クレハ」
りのなを争うように抱き合う、独占できないのが不満なのか、歩きにくいが離れようとしない
手と手でお互いの顔を押し合っている頭が曲がり首が痛そうだ
「あいか、邪魔なの」
「クレハが邪魔なの」
「ねぇ、二人とも、喧嘩しないで」
仲良く過ごしたいのに上手くいかないりのなの困り顔、なんだか満足する気持ちになった
困らせて喜んでいるわけではない、心配して悩んでくれてることが嬉しい
さらに態度や仕草が可愛くてたまらなかった
あいかが、よりいっそう体を密着させ、顔をにこにこさせる
クレハは、りのなの頬に頬を強く押し付けスリスリしてきた
少し痛いし大胆だよ。あいかが気が付き、負けるものかと、りのなの頬に頬を擦り付けてくる
うふふ、くししし、両方頬を激しく擦り付けられ、笑顔の二人にされるがままのりのなだった
3人の時間を邪魔するかのように女の子が話しかけてきた
「強大な気力感じてきたけど、やっと逢えた」
「クレハのお友達みたいだよ」
「私も知らない人だよ、りのなのお友達?」
「はじめましてかな?」
「悲しいこと言わないで、ひにかよ、覚えてないの?」
「ごめんなさい、覚えてないよ」
ショックだったのか、落ち込んでいる・・・崩れ落ちると、地面に指でなにか書いていた




