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私の世界の目覚め  作者: 里乃南
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叩くのは料理です

みなつに威勢のいい見栄を切ってきたのまではとかったのだが、難航していた

位置はあっているはず、見つけきれないし、手伝ってほしいと誘ったのに

あいかは、とにかく美味しいと納得させる小麦粉料理が作りたい・・

クレはとりのなは、甘ければ、なんでも美味しいんじゃないと意見が合わない

あいかだけが、好みが合わないだけなのだが、顔を膨らませ不満そうなのだが

甘党の3人を満足させる料理じゃないと意味がないんだよ、どうして分かってくれないの

勿論わかっていますと、だが、クレハはお肉好きだし、絶対にね、あいかと好みがあう食べ物はあるんだよ

古代のレシピをみていて、これだと閃いた、あの食材さえあれば、全員ハッピー

みなつが、無表情を装いながら、食べた瞬間、笑顔に変わる妄想をしていた

「うふふふ 甘い味が美味しいのはお口がおこちゃまなのよ」


目をはなすした間に、クレハとりのなが姿が消えた・・・

普段はあいかのペースで進んでいるのに、楽しそうな2人に振り回されていた

クレハが、パシャパシァと水面を光雷で叩く、何を考えているの?

にこにこ微笑み、両手で飛び込み魚を捕まえにいくりのな スブン

あの動きでは無理でしょう・・・とは思うが、服を濡らしキャッキャッと楽しそうな姿をみたら止められなかった

ぱぁわ、水面から顔をあげるとなにか、思いついた顔で、指をさす

「クレハ、岩陰にいないかな?」

「任せてよ、いくよ うりゃぁぁ」

水しぶきが高い、こちらまでは跳ね飛んできそう、りのなに水しぶきが直撃しているじゃない

そんなに力強く叩いたら、広範囲の魚がにげるんじゃの

「馬鹿なの?馬鹿じゃないの、徐々に強く叩いて追い込むの」

「馬鹿!きぃー、酷くないですか」

光雷の動きが止まると、予想と反した結果だった、衝撃で気絶した魚がぷかぷか、浮いてくる

一匹ではない、大量に、嘘、時々、高度なことするんだよな

にししと笑い、私が正しかったでしょうと目をあわせる

何、その眼、悔しい、でも、降参だわ、私の負けよ


朝から何も食べていない、3人のお腹が同時にグウーとなる

笑いがこぼれ、取れた魚を食べることにしたのだが、調子に乗って

「くしし、こうみえて、料理を少々かじってます」

「嘘でしょう、クレハが?ギャグかしら?笑うところだったのね うふふふ」

「あいかちゃん、そういう事いったら駄目だよ」

「あいか、覚えていなさいよ、一口食べたらら驚くぞ」

「それは楽しみね うふふ」

魚を手に持つと、空中に投げ、光雷で突くと叩いた

「え!ふざけないでよ」

「真剣なんだぞ、高度な調理方法だから、分からないんだね くしし」

「魚を叩くことを、料理とはいいません」

絶品に変わる何かをするのか?調理作業は、それで終わりだった

魚を棒に刺し、6匹を火の回りに刺すと自信ありげな顔で焼き始めた

ザー、心地よい水の音にジリジリと魚の焼ける音が聞こえてくる

皮の焦げる香ばしい香り、かりっとさくさくと身がふっくら美味しんだよね

普通に焼けばいいだけなのに・・・投げて叩く作業必要だった?

「はい、食べてみてよ、驚くよ くしし」

「クレハ、ありがとう、美味しいよ」

りのなが、小さいお口でぱくりと食べると、驚いた顔をしている

その顔も可愛いよ、美味しそうに食べるけど、予想の範囲内の味

「美味しいに決まってるじゃない」

「文句は、食べてからにしてほしいな」

大きく噛みつく、驚いたことに、骨が無い?何をしたの?

鱗が香ばしくパリパリで、身はぷるりと骨が粉々に砕け、口の中でとけるよう・・・絶品だった

信じられない美味しさ、悔しいから、私は、みなつのように感情を出さないわ

「美味しい うふふふ でも、普通かな」

「ねぇ、表情変わったよね?、見ていたよ 驚いたんでしょう?」

「あいかにも、このぐらいは出来るんだからね うふふふ」

「ほぉほぉ、そこまで言うなら、見せてもらいましょうかね、ねぇー、りのな?」

「えー、私は、1匹でお腹いっぱいだよ」


クレハは見逃さなかった、今、悪い表情うかべましたよ

「残念だな、食べて欲しかったのに 今度にしようね うふふ」

ものすごく怪しい、安心したよね?あいか忘れないんだからね


何処に行っていたのか、あいかが虹色に輝く星型に乗り戻ってきた

「やっと見つけたよ」

「そういえば、何しに来たんだっけ」

「りのなは、水浴びだと思っていた」

「違うよ、みなつをギャフンと言わせるでしょう」

「今どき言いますかね、ギャフンんなてプッ」

「いいから、行くの、お願い、お空も飛べるよ うふふふ」

『星々を駆ける七つの輝き、虹の星』

2人の肩に手が触れると、足元に虹色の星の図形が現れ、ふわふわと浮いている

バランを崩し倒れそうな2人を支え

「クレハ、運転、下手だから、手を握って」

「今、馬鹿にしたよね」

「りのなも、握っれもいい?」

「あいかにまかせると、ジェットコースターみたいになるよ・・・」

「あいかちゃん、怖いのはやめてね」

りのなのお願いだと優しい顔するよね、不満だよ

「りのりの、安心して」

「クレハモ、優しくしてほしいのに酷くないですか?」

2人の手を引っ張るように浮いていくと、足元で七色の光が散るように輝く、りのなは、あまりにも綺麗なので眺めていた

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