ウィルス
「絶望的ですね」
聖なる者だけが使える施設、侵入者を許さない
イフリーナルからは絶望感より作り出した満足感が滲みだしていた
「2人とも、近くに」
『願う。私の世界、守るための剣、挫けない心を重ねる クロス バリア』
シールドお重ね腕で十字を作ると3人を包む、無効化絶対防御
攻撃してくる4体の魔獣の猛攻撃を完全に無効化するが
「このバリア、素晴らしい、作りあげた最高傑作がなにもできないなんて」
ちょっと、今の言い方、引っかかる、まだ隠してない
それでも、信じて攻略方法を見つけ出さないといけない
あいかが、待っていなさいて出かけたんだから、約束は破れない
何を準備してくるか、本当は、楽しみにしているの
「この状況、打開策ありますか?」
「女王に破壊してもらうのが早いんですが、1つ問題がありまして」
「怪しいと思った、なにか重大な事、隠していましたね」
「実は、この実験場には・・人々が謎の病気で苦しんでる元凶がありまして、止めに来たんです」
「どういうことですか?」
「聖なる者の時は、正義感と使命に燃え、疑ったことなかったんですが、人を進化させるため、にウィルスが撒かれています」
とんでもない話が出てきた・・・そういえば、体調崩していて苦しんでる人の話を聞いたことがある
この施設が、原因だったんだ、大問題だよ・・・てことは
「人で実験してるんですか?」
「闇の心を浄化する目的だったんですが、闇の力を理解するために、吸収して浄化を繰り返していたら、魔族になってしまって、感情を知ってしまった」
「熱弁はいいので、短く分かりやすく」
「ここからが、体験談あっていい所なのに、うう・・・女王の力だと火力が強すぎて、ウィルス全部放出してしまう、可能性が高いです」
「大問題ですよ、きちんと説明してくれたら、準備できたかもしれないのに」」
「素直に相談したら、付いて来てくれませんでしたよね?」
危険な任務ですが、正式な依頼だったら、人々のためにもうけましたよ
あいかとクレハに頭下げて連れてきましたよ。見損ないでほしいわ
「そんなことはありません。お願いして、仲間を集めましたよ」
めいなが、不思議そうな顔をしていた
「みなつ♡、なんで使わないの?」
「え!何のこと?」
「覚えていないのかな?めいなは、みなつも恋のライバルだと警戒していたんだけどな ふふふ」
「こ、恋?」片言なしゃべり方になってしまった
「隠しても、分かってるよ。同じ人好きだもんね♡」
ちょっと、なんの告白してるの、心当たりないけど、耳まで真っ赤になるよ
みなつは、感情には出さないけど、行動には出ているよてあいかに言われていた
自覚はないけど無意識な行動に出ていたの!!誰!!!!
「これはこれは、噂の女子の恋バナですね 誰が好きなんですか?若いですか?おじさんですか?」
「会話に割り込んでこないでもらいます?」
「すみませんでした・・・」
「みなつは、私のこと、好きですか♡?」
抱き付きたい気持ち我慢してるもの、好きに決まっている
「大好きです」
「ふふふ、その気持ちに素直になるの、みなつのの心の形、みせて♡」
意味が分からないんだけど・・・心の形?
素直になる?それが一番難しいのかもしれない、冷静に過ごしているもの
「どうやったらいいのか、分からないの」
「ふふふ、めいなを抱きしめて♡」
「クロス バリアが解けてしまいます」
両手で十字を作ることで包み込むバリアが完成しているの、動かしたら即解除される
「もう、恥ずかしがらないで ふふ」
恥ずかしいんじゃなくて、一斉攻撃されて危ないの
なんだろう、どうでもいい気持ちに満たされてくる
めいなからの波動なのかな?めいなから感じたあの時の波動ににているよ
あにすにも、言われた・・・本当の私の気持ちて、何だろう?
好きな人いるのに気が付いていないのかな?
めいなとりのな、匂いや雰囲気が同じで大好き
指と指を絡めて握っている時間、幸せだった
お互いに背中に手と手を回して抱きしめう祝福の瞬間
みなつから神秘的な波動が溢れだし、空間も満たす
バリアが解け、魔獣が牙を剥き襲いかかってきていた
空間が光に包まれ・・・みなつの『ワールド』が解放された
光る何かが現れるとすべての魔獣は消滅していった
「奇跡のような力・・・・あの再生力が無効化された」
「みなみな♪みなつ♪なつなつ♪みなつ♪」
めいなが嬉しそうに歌っている
イフリーナルの指示通り、めいなが首飾りを使いスイッチを止めることに成功した
 




