彫刻のような物体
楽しい一晩だった・・・が、なにやら風景がかわってる。
不自然な8メールぐらいだろうか、巨大な物体が目の前に・・・徐々に明るくなり形が確認できた。
ぶ厚い鱗、このサイズは、竜だ。
熟睡してる。
こんな、おっかなかいものがいたから、魔物が近づかなかないわけだ。
竜から目を離さずにその場を離れようと焚火を消して、腕を引こうとしたら、空振りした。
りのなが、いない・・・
『あれ?そこにいたのに』
キョロキョロ
探したら、目にしてしまった。
ありえない、信じられない光景を・・・
『え!』
竜をパチンとたたいては、反応をみて、声かけ、起こそうとしている。
『朝ですよ・・・こんにちは・・・はじめまして・・・起きてください。』
みなつは、頭真っ白になり、数分のフリーズ、感情のあまり声が高くなる。
『ちょ・・・ちょっと!起こしたらダメ!こわい こわいわ この子!』
響き渡る自らの声に驚き冷静に戻ったが、、皮肉にも、竜を起こしてしまった。
空気が震え!重厚感ある声が、二人に竜が話しかけてきた。
【お前たちなのか?、封印解いたのか?、見極めればならない。我の力を借りたいのなら、証を示してみろ】
強烈な疾風で動けない、大きく翼を広げ呪文を唱えた。
炎のような30センチくらいの球体が複数現れ、襲いかかってきた。
『願う、私の世界、守るための剣 デュアルシールド』
みなつはの構えた。
迎え撃つ両手には刃のない剣があらわれ!
気合と共にS字の光る刃が現れた。
それを向かってくる炎に合わせて防いだ。
シュゥゥゥゥゥ シュゥゥゥウゥゥ
炎が無数にわきあがり、繰り返し、飛んでくるが、2本のS字の刃に吸い込まれるように消えていく。
交互に振り下ろし、すべてを防ぎきった。
周りの空気が吸い込まれていき、口の中から巨大なエネルギーを吐き出した。
ズズズズズズズズズ ゴゴゴゴゴゴォォォォォ
豪雨の落雷なのような白い閃光が、光り、遅れて不気味な轟音をあげ・・
直線状にある木々が巻き込まれ消えていった。
一瞬の出来事だった。
その威力をものがたってるような大きなクレーターが、できていた。
2メートルくらいの✕が輝いていて、浮かんでる。
S字が、クロスされ光の壁を作り出した、
クレーターの中心で、光り輝き、消えると2人の姿が・・・
庇うために、自らの危険をかえりみずに気力を大きく消費して耐えたのだ。
衝撃を受けきった手はしびれ、みなつは肩で息をしている。
『た、たっ、大したことない、わね。ん、問題ない』
怖かったのか、足を震わせ、体感が弱いのか、転んだ。
手を膝につけてゆっくり立ち上がり心配そうなりのな。
『寝起きなのかな機嫌悪いね』
再び口の中から巨大なエネルギーを吐きだそうとしてる。
溜めるようなおおきなモーション、首を天空に振りかぶるようにしならせ・・
・・・奇声が響き、落ちてくる。
『朽ち果てろ!!!星の涙!』
膨大なエネルギーの集合体が天空を見上げる竜を真上から押しつぶす。
巨大な体がぐしゃっと地面に崩れ落ち、轟音とともに爆発!熱風と破裂音が!!
竜を黙らせた。
マントを膨らませて、落ちてくる。
『ちょっと、ひどくない、どうして起こしてくれなかったの。さがしたよ。』
『約束守らない・・・起きないのが、悪いでしょう』
『起きていたよ。目を閉じて、声かけるの待っていたの』
『それ、寝てたってことじゃないの?』
『うふふふ』
あきれたようなため息をあげたが、みなつの表情は嬉しそうだ。
『はぁ・・』
隙をつく、全ての気力をこめた一撃だったが、竜は、立ち上がってきた。
 




