砂漠での依頼
3人で、コソコソ話している、気にはなるものの、あの後だしな
昨夜、やり過ぎたかな・・でも、すっきりしたかな
満足するまで食べた後だったから断ったけど、レシピは気になった
真面目な相談なの?真剣な顔しているが、後ろからりのな抱きしめたくなる
ここは我慢、近くにいないと不安でしょうがない時があるんだよな
消えていなくなりそうな、不安に襲われ、声を聴いて安心する
あいかがこちらに向かって歩いて来た、顔が怖い
苦情なのかな?体調考えて作ったよ・・・肌艶もいい
呼吸も整って疲れが残ってる感じもない、あなたの好みの味じゃなかっただけよ
こちら指さしてきた、自信ありげな顔に変わったなんだろう?
「本当の食事を教えてあげるから覚えていいなさい」
「え!いまの何?どういう意味?」
変なこと言って、クレハとりのな連れて出かけていった
また訳が分らい行動に巻き込んで、何考えているのやら
あの二人が一緒なら安心か・・・でもないかな
案外、りのな、天然なとこあるから振り回されてるかもしれないな
あれ、切れてる、無いと人生が半分損した気持ちになっちゃう
買い出しに出かけようかな、一人だし、食事までに帰ればいいか
折角だから、魔女さんとめいなに逢いたいな、果実が目的ではありませんよ
二人になにかお土産持って行こう、何が喜ぶかな?
そうだ、パンケーキの生地買って行くことにしよう
盛り付ける果実は豊富、新しい組み合わせ発見できるかも、楽しみ
お店に入ると、悩んでいる様子だった、相談にのるうちに、お店のおじさんから、依頼を受けることになった
いつもありがとう、みなつちゃん、砂漠が草原に変わり、今では湖が出来た話知ってる?
「へー、そうなんですか、不思議なことも起きるんですね」
それで、実は困っているんだよ、見た目は美味しそうなんだけど水分の少ない環境で育ったトマトが断然、美味しいんだよ
今ある場所から砂漠の近くにトマト畑作り直さないと、味が落ちて店が傾きかねない
信頼できるみなつちゃんに、いい場所ないのか探してきてほしんだよ
「えっと、魔物がでるんですか?」
噂だと、バシリスクが魔物を追い払っているらしいく、安全らしいよ
湖にも、現れるらしいから、生態を確認して安全なら、決めてもらったほうがいいのかな
「大丈夫です。問題ありません」
安全だと聞いてるけど、気を付けてくれよ。報酬なんだけど
「報酬は必要ありません、味がかわらないのが一番の報酬です」
そういてくれるのはありがたいんだが、そうだ、これはどうだい?
「嬉しいです。ありがとうございます」
丁寧に頭をさげて、砂漠へと向かった
最近まで砂漠だった?とても信じられない、彩り豊かなお花畑で美しい、
町の丘にある噴水近くの花壇でも、花の香りで癒される
ピクニックにみんなで遊んで、お昼寝してみたい
横に並んで空を見上げる、楽しいだろうな、つまらない話でも笑いがとまらないよ
くす 楽しみが増えた、来てみて感じてみないと分からないもんね
なるほど、この岩場あたりに湖があるのか、ここから見ると、いやだ・・・着替え丸見えじゃない
湖付近で着替えるのは危険だわ、うん?あれなんだろう?不自然な?
お花が咲いていない四角形地帯?なんでだろう?岩場から飛び降りると近寄る
足を踏み入れると、地面が回り!え!落とし穴?誰がぁー!!
「いやーぁー」
勢いよく滑り落ちていく、落とし穴じゃなかった滑り台に近いかな?
問題はそこじゃない、何処まで、落ちていくの
ドン 「動揺なんてしていません」
あら、いやだ誰もいないのに、癖で否定してしまいました
滑り落ちた場所から砂が流れ落ちてきている
困ったな、この傾斜に砂の足場、上がるのは厳しいわ
出口、目の前に滑り落ちたら・・・悔しくてしょうがないだろうな
「無駄なことは致しません」
しかし、穴の中なのになぜ、明るいのでしょうか?
誰か住んでいます?奥に進んで明るさの原因を・・どのみち選択は限られているかな
全体が砂に覆われて、誰にも知られてなくここで過ごす・・・不安になること考えたら駄目
とにかく地上に戻れないか調べてみよう
悲鳴?聞こえたような?なにか飛んできた、蝙蝠?
明るいとこから?暗闇に生息しているのでは、謎が深まるわ
恐る恐る歩いていくと明かりを持った女の子が立っていた
可愛らしい洋服に細くて色白くて、綺麗なお肌
電灯を頭の上あたりから照らして顔が見えない、ハイビームみたいな?
だれなんだろう?なんとなく感じる優しい気配
めいなのような癒されるオーラを感じる・・・まさか?
ハイビームからロービームにかわる顔がはっきりと確認できた
逢いたかったけど、なぜここにいるの あの子は




