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私の世界の目覚め  作者: 里乃南
30/67

30 あいかの中の輝き

『3F 鏡を破壊出来たら進めます』

螺旋階段下りていく、部屋の中には・・・何もない

目を細め、ジィー、目を見開く、ピントが合ってないわけではないか

「ないよ!なんにもないね」

「鏡だよね?壁が写ってるから分かりにくいのかな?」

クレハは、円形の中に足を踏み入れると、図形と古代文字が浮かび上がり、ピカッと何かが光った

ビームが右隅から飛んできたが、軽くさける

「壁掛けかな?」

「あいかも、一枚欲しいな鏡」

「え、破壊しないと進めないから壊しちゃうよ」

一歩踏み出した・・瞬間、後ろの方から、ビームが飛んできた

動いてなかったら直撃受けていたよ、鏡が移動した?

4隅から、ビームが一斉に飛んでくる 飛んで回避した

「止まってると狙ってくる気がするな」

「来る方向分かってるなら余裕でしょ うふふ」

『光雷乱舞』強化スキルの発動 ビームが飛んできた方向は確認していた

4隅を狙う 光雷を操り、命中した、パリーンと割れる音が鳴る

一番、楽だったよ、安心した・・その瞬間だった、ビームソードが振り下ろされる

間一髪で避けたが、今のは何?目の前には、鏡の盾を持ったロボットが立っていた

『この鏡は、攻撃を受け、魔法を弾く』


「悪いけど、クレハ、魔法使えないよ」

「気が合うね、あいかも、使えないよ」

「星の刃とか、魔法じゃなかったんだ」

話に興味がないかのように切りかかってくる、光雷でビームソードを受ける

鏡の盾を強くたたいたが、割れるどころか、キズ1つつかない

「えー、なんで、鏡だよなんで割れないの」

「マジックバリアとか?、何か、コーティングされてるんじゃない?」

「なるほど、どうしたら割れるの」

「水滴は岩も砕くていうじゃない」

「ひたすら叩けことね・・・・そのアドバイス酷くない」

クレハは、力一杯叩いてるが、砕ける気配はない、ビームソードが髪をかすめる

盾で受けられたら反撃が来る、ビームソード受けていたら、鏡は叩けない


「どうすればいいの」

「ないと思っていた出番がきたようね」

『夢見る。私の世界、夜空の星は過去の光、煌めきが未来を輝き照らす スターティアラ』

強化スキルの発動。星のティアラが、輝き、光の粒子が全身を包む。

「ねぇ。止まって、くれない」時間が止まり ターンが倍になる


クレハの時間が動き出したその時には、鏡の盾は砕け、ロボットは消滅していた

奥の壁に光の扉が現れ、手が触れると


『4F 光球の砲台 全ての砲台を消滅させると進めます』

一段、一段、螺旋階段下る度に明るさが増してくる

部屋の中は強い真白な光、眩しさで目も開けられないが進まなければならない、足を踏み入れた瞬間、体力が失われていく

今までと明らかに違う危険地帯だよ、長居は危険だ。

「砲台どこだと思う、眩しすぎるよ」

「光球か砲台、破壊したら、いいんだよね」

とはいうものの部屋の広さがまったく見当つかない

「クレハ、少し待って」

「体力が持たないよ。強化系で耐えられないかな?」同じ考えだった

『夢見る。私の世界、夜空の星は過去の光、煌めきが未来を輝き照らす スターティアラ』星のティアラが輝き全身を包む


『光雷乱舞』オーラが全身を包む

「快適、一気にいちゃうよ」

『光雷疾風撃』無敵状態の貫通突進 手ごたえあり!轟音と共に吹き飛ぶ、無敵効果が消えると激痛がはしる

吹き飛飛ばされた衝撃で、壁に衝突したようだ全身が痛む、背中から腰のあたりが特に痺れて声も出ない。

離れて立っていたあいかは、ダメージはなかったが心配だった

「凄い音したけど、今の何?」

クレハの返事が返ってこない、まさか、不安で胸がつぶれそう

「なんとか生きてるよ。なんか吹き飛ばされたよ。砲台から撃たれたのかな?」

「攻撃には感じなかったよ?爆発したような」

「予想すると中央に砲台並んでいるのかな?」

「クレハ、遠距離攻撃使ってみる」

『輝く星の輝き 過去の光が未来の天空で煌めく スターキャリヴァ!』

星の刃が、放たれるが、反応が無い、的が分からなければ当てるのは厳しいのか

向きを変え、星の矢を放つが結果は変わらなかった


こんなに悔しい思いするなんて、クレハの、ダメージが心配だよ

想像した通りなら、無理させたくない、あいかには、何も出来ないの?

「連続で、行ってみる、怖いけど・・」

「早まらないで・・・」

『光雷疾風撃』突進して、確かな手ごたえ、『光雷疾風撃』発動モーション中に吹き飛ばされた

激しく壁に衝突して再び激痛が、瞼を閉じていても伝わる熱と眩しさ、終わってない砲台はまだあるよ

体中が痺れ、強化スキル発動も、あと数回くらいか、持つだろうか?


「クレハ、生きてる?返事してよ?」

本当に無茶しすぎだよ、何もできないのか?闇雲に気絶覚悟で『スター ティアラ』使うべきだろうか?

間違いない攻撃が当たると爆発している。

これは、砲台からの攻撃ではない、地雷?自爆タイプなの?

破壊するたびにダメージうける仕掛なんて、趣味悪いわ、クリア不可能ではないの

全滅させるための仕掛なのかもしれない。だとしたら・・・

どうすれば、クレハは、無理だと分かっていても挑む、見守るだけ?なにも、出来ないの?


「あいか、このままじゃ、消耗戦になって、自滅するよ。すべて出し切る、無理な依頼受けて、巻き込んでごめんね。大好きだよ」

『光雷、気持ちに応えて』溢れだす膨大な波動、全身を包み、命を懸けた一撃が放たれようとしてる

波動が止まり、クレハの皮膚となる、鮮明に頭の中に全ての砲台が見える


「行け、光雷、思いよ届いて」

全ての砲台を破壊したが、なんてことだ・・・怪しげな気体に引火していく

ガス爆発?、駄目だ、巻き込まれる、出し切って防げないよ

全部破壊できたのに残念だよ・・あいか悲しんでくれるかな?ここが最後だといいな?無事に帰れて欲しい


『ねぇ。止まって、くれない』時間が止まり ターンが倍になる

「クレハ!!」

意地悪な事ばかりさせてごめん、あなたが好きなの、こんな、結果待つだけのお別れが最後なんて嫌

本当に何も出来ないの?時間を止めても、何もできないの

ターン、自由に使えるのに、こんな時に何も出来ない私の力、何処が無敵なんだろう

みなつみたいな、力があれば・・・クレハ助けられたかな?悲しくて涙が・・・

「あいか、なぜ使わないの?」あの時の声

「何をしたらいいのか・・わからないの?教えてよ、あにす」

「前回、勝負がつかなかったのは、あなたの仲間を愛した思いが目覚めたから、同じように使いなさい」


「クレハ、あなたを失いたくないの」

なんだろうこの感覚・・・心の底からあふれ出す

あ、りのりのから感じたあのときの波動に似ている

どうして気が付かなかったんだろう・・・私の中にもあったんだ

見上げる星の過去の光なんかじゃない、今、私の中から星の光が輝き照らしていく

『虹色の星の盾』光は、重力から逃げられないかもしれない

あいかは、嫌なの運命だったとしても、嫌な結果なら変えてみせる

『スター シールド」私の時間なの、ターンは、倍使える

絶対、助けるよクレハ、大好きなの


クレハの前面に輝く光が現れた、全ての爆発が輝に防がれる

ターンが終わり、時を刻みだした

飛んでくるクレハを、受け止めるあいか

あの時、重いと感じた体重が消えた感じがする!カロリー消費しすぎだよ、クレハ

無理ばっかりさせてさせたのあいかせいか・・・謝らないけどありがとうは言わせて欲しい

酷いよて、怒るかな?素直に好きだと伝えられそう


「クレハ、好きだよ」気失ってるよ、聞こえてないか・・・

うふふふ 可愛い顔、安心したから、抱きしめさせて、いつも、ありがとう、クレハ

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