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私の世界の目覚め  作者: 里乃南
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騎士の石像

騎士の石像が見えてきた。

背後に石板があるが古代文字で、読むことができない。

近くに寄ると、魔法陣が浮かび上がり、石像の封印が解かれた。

騎士の石像が、剣を振り下ろすと,くの字の刃が飛んできた。

襲い来る刃に『光雷撃』突進すると無敵効果で相殺した。

騎士の石像の距離を詰めて『光雷衝』ノックバックは、効果がないようだ。


『願う、私の世界、守るための剣 デュアルシールド』


あいかが、S字の刃を放つが、騎士の石像は盾で受け止めた。

S字の刃を掴み・押し込む・・ガガ 『光雷飛翔』飛び上がり光雷を突き立てる


『息、ぴったり!ラブラブで、いいな!いいな!』


『違う!違うよ!』


『違います。また、何を言いだしてるの。もう』


『否定してるけど、あやしいな!りのなも、そう見えるよね?』


『そ・・そうかな』


『いつの間に、連携技、みにつけたのかな。あやしいな』


『昨日、話したでしょう。紅の魔女との一戦です』


『そうだよ!妬かないでよ。仲良くしようよ』


『たしかに、りのなも、聞いたの覚えてるよ』


騎士の石像が放つ刃を打ち落とし、隙をみてるが、手強い。

戦闘に集中してる間に、石板の前に移動していた。


『なんかね、騎士さんの中に、入っているんだって』


『石板、よ・読めたの?』


『あのね。声が響いてきて、石板に触れたら、声が聞こえてきたの』


『倒し方とか、わからない?』


『それは、書かれてないのかな?聞こえてこなかったよ』


『石像の中か、無理だよ。光雷でも砕けない』


『うふふふ、あいかの出番が、きたのかな。夢見る。私の世界、夜空の星は過去の光、煌めきが未来を輝き照らす スターティアラ』


特殊な強化スキルの発動。頭に星のティアラが、輝き

頭上から光の粒子が、全身を包みこんだ。


『ねぇ。止まって、くれない』


その刹那せつな、二体の騎士の石像は、砕け散っていた

同じ時間が流れてるよには感じられない・・時間を止めてるような錯覚に陥る。

興味津々のクレハが、抱きつき、問いかける。


『ねぇー。どうやったの?』


『あいかは、ほんと、不思議なことするんだよね』


『うふふふ。褒めても、パンケーキ、おごらないぞ』


『褒めてるというより、あきれてるんじゃない』


『何が入ってるか、確認しましょうか』


砕け散った騎士の石像は、消滅していき、クリスタルが残っていた。

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