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私の世界の目覚め  作者: 里乃南
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惹かれる香りはキノコでした

呪いのように離れてくれない。この時が来るなら、手にしておけばよかった。

後悔と歓喜の感情が交互にわきあがる.


口に出さないと決めていたがゆるしてはくれない


『ワールド』


ただ一人だけに許されたスキルが覚醒され、同時に失われる。

膨大に膨れ上がった光の加護が消え・・・膝から崩れ落ちる。

『ごめんね。目覚めちゃった』

私の世界の目覚め。

光の加護に満ち溢れ沸きあがり、一点に集中した。

指先から徐々に大きく膨れ上がり周りの空間を包み込むと

やがて、はじけたかのように無数の光の矢が飛び散り、

短い静寂の後、衝撃と轟音に包まれ消えていった。



りのなは、変化のない空間を歩いていた。

ランランラン ランランラン ランランラン

メロディーが聞こえてくる。

踏みしめる地面は青白く光ってるが進む先は闇に包まれ何も見えない。

幸い進む足先は青白くかすかにまだ光ってるので進むことができた。


どのくらいの時を進んだんだろう目の前には光る扉のようなものが急に現れた。

見つけてしまうと触れてみたい気持ちになるのは、暗闇を進んできたせいなのか、不安なのか期待なのか

胸の高鳴りを感じながら光の扉のようなそれにふれた。

なつかしいようなまだみたことないような映像が浮かび上がり。

涙がにじんでくる。

初めの一粒がながれ・・・ほほかられ落ちるくらいの時間だっただろうか、

気が付けば森の中にたっていた。



『あなた、手に入れたの?』尋ねてきたのは、黒髪でにこにこと微笑んでる女の子だった。



何のこときかれてるんだろうか、りのなは考えてみた。

頭に指を当て大きく深呼吸・・、周りを包む香りを吸い込んで気がづいた。

香りの正体は視界に広がる美味しそうなキノコ!

周り一面に生えているではないか!

一番惹かれるキノコを選んでとって小さく囁くように返事を返した。、


『あ、これね』


『ちょっと!違う、そいうの必要ないから』。


『ごめんなさい。美味しそうなのに・・・』


『はぁ』


少し長いため息のあと。落ち込んだ声に悪いと感じたのか問いかけるのをあきれめた。


『確かにそのキノコ美味しそう、私は、みなつ.あなた、お名前は?』


『りのな』


自己紹介を終え、二人は、キノコ狩りを始めだした。

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