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日本ナンマイダ工業

作者: ドラゴン出版

少子高齢化により、長生きしてるじいさん、ばあさんを、少ない人数の若者たちが支える構図はかなり無理があるとみなさん分かっているのに、歴代政権はジジババに不評な政策を推進すると自分達が選挙で落ちると分かっているものだから、騙し騙し、なーんもしない。結局、社会保障費用は圧倒的に足りないわけであります。


僕は北海道工業大学で物理を学び、卒業後は、ある企業の研究所でロボット工学の研究者として働いている。そして数年前にナンマイダ装置というのを開発した。これを使えば人間は痛み、苦しみ、一切なく、昇天できる。


法律面からいうと、このビジネスは自殺ほう助罪に該当するため、表立って商売はできない。なので闇ルートを使い、当社が製造販売していることは内緒、という話になっている。


この装置を使い、昇天なさった老人は年間5万人くらいかなあ。だいたい、80歳前後の利用者が多いです。みなさん、80歳になると、そろそろいいかな?と思うのかしら。


本人は完全同意しているし、国は年金を払う必要がなくなる、ということで、二者happy。しかし、家族の同意なく昇天を決意するお客様もいらっしゃるので、遺族が強いショック、悲しみに襲われるケースがあり、その点が課題と言えよう。

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