プロローグ 2/10
能力の体験、体感を経て俺とルースは村に戻り、彼女の家に向かった。
家についた後、中に上がらせてもらい、自分の能力について話し合った。
ルース「能力は確かに発動したようね?私にはわからなかったけど。」
尾山「うん、能力を解除するまでルースさんはピクリとも動きませんでしたけど。」
ルース「他にも風が一切吹かなくなったり、足音が完全に消えたのに、特に意識はして歩いてたわけではないのよね?」
尾山「ええ。」
能力について自分よりも深く知っている彼女が一方的に思考をまわす、そして彼女の中で考えがまとまった。
ルース「わかったは、貴方の能力は恐らく「超高速移動」」
尾山「はぁ。」
彼女の考えはこうだ。
能力を発動している間に、俺は音や風よりも早く行動ができる、能力を解除するまで彼女が目視できなかったのもそれが原因。
その後、自分は能力について詳しいことを聞いた。
能力には使用制限があり、その制限は人によって体力や感情の荒ぶりなど。
次に、能力にはいくつか種類がある。
物や自分の能力を上げる強化系。
念動力によって物質や物を出し自在に操る変化系。
想像によって自分の思う物、世界を区切る空間系。
その中のどれにも属さない特殊系。
そしておれは、この中で言う強化系だった。
ファビオラルース 性別:女 変化系
性格
仲の良い人に意地悪、お人好し。
能力:あらゆる自然災害を操る
能力使用制限回数:15-精神
ダウンバースト:風速50以上の下降気流を生み出す。(回数-1)
吹雪/地吹雪:吹雪や地吹雪を自在に操る。(-1)
雷:雷を思う所へ落とす。(-1)
etc……