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「ハジマリ」の始まり
はじめまして
神影 幽と申します
今回書かせていただく
「私とボクと海山荘と」は
ボクの初投稿作品となります
この物語の進展と共に
ボクの執筆力も成長できたら、と思っています
拙い文章とは思いますが温かく見守っていただきたいと思います
よろしくお願いします
まだ外では蝉の声が聞こえる。
近くの公園では水浴びをする子供たちの笑い声が聞こえる。
自宅から聞こえる音すべてが気持ちいい。
「ああ、なんて良い日だ。こんな気持ちいい日は初めてだよ。」
そう笑いながら私は息を止めた。
「ここか…」
海山荘。6部屋しかない木造のボロアパート、ボクの新しい家だ。どうやら既に4部屋には住んでいる人がいるようだ
「あとで挨拶行かなきゃ」
そう呟きながらボクは手に入れたばかりの古びた鍵を回して自分の部屋へ入っていった。