060 架空の恋愛物語でもどん引きします
――朝食の席では、ジュリアさんの質問にわたしが答える形の会話が続いた。
家族のこと、学校のこと、友達のこと、アルバイトについて。
元の世界と異世界の共通していること、違うこと等を話した。
「昨日の夜、初めてユーナちゃんのお兄さんの顔を盗み見たんだけど……凄い美形ね。
想像していたよりもずっと素敵な人だったから、びっくりしちゃった」
「アハハハハハ」
私は乾いた笑い声を上げて、同意も否定もせずにスルーする。
外見に限っての評価なら、間違ってはいない。
兄の中身の残念なアレコレは、外から見ただけじゃ解らないから。
「あれだけ顔が良くて、腕っぷしも強いんじゃ、未婚の女の子たちが騒ぐのもわかるわぁ。
昨日久々に王城で働いている友達に会ったんだけど、お兄さんの話ばかり聞かされちゃった」
「久しぶり…だったんですか?」
「御嫁入りする前に、王城で働いていたことがあるの。
行儀見習いと箔を付けるため…って名目でね。
女王陛下付きの侍女として、十五歳から五年間。
侍女は休暇がとれない訳じゃないけど面倒な申請が必要だし、あたしの方も登城許可をもらうのが大変だから、なかなか会う機会が作れなくて…」
結婚を機に職を辞したのだと言うジュリアさんの表情は柔らかい。
きっと、今とても幸せなんだろうな…と思いながら、わたしは相槌を打った。
「そうだったんですか。
ジュリアさんはご自分の力で女王陛下との間に信頼関係を築いたんですね。
国宝を貸し与えられるほどに。
すごいです」
お詫びとともに護身用の道具として貸してもらったわたしとは違う。
そう言うと、彼女は驚いたように目を見開いた。
「やだ、それほどのことじゃないわよ?
…というか、ユーナちゃん、貴女自分が褒められるのは不慣れなのに、他人を褒めるのは全然平気なのね」
「そう、ですか?」
わたしが首を傾げて問い返すと、ジュリアさんはくすくすと笑いだした。
「無自覚なの?
ヴァルフラムが『ユートは無自覚に周囲の人間を惹きつける人たらしだ』って言ってたけど、それはユーナちゃんも同じみたいね」
「…。」
「あら、お兄さんに似てるって言われるのは嫌?
可愛い顔が台無しよ?」
「……あんまりいぢめないでください」
ジュリアさんはわたしの言葉を笑い飛ばし、話題を変えてくれた。
「友達から機会があったら訊き出してくれって頼まれたんだけど…お兄さんには決まったお相手がいるの?」
「?」
「将来を約束した婚約者、みたいな人。
親しい女友達とか、家に連れてきたことはない?」
補足説明を聞いて、わたしはふるふると頭を振った。
「わたしの国は身分制度がないこともあって、幼い頃から婚約者がいるという人はほとんどいませんね。
こちらの世界で言うと、わたしの家は貴族じゃなくて平民なんです。
家同士の繋がりのために…なんて必要も無いし、血筋を必ず残す義務もないので、兄にも将来を約束した人はいないと思います。
女友達を家に連れてきて、家族に紹介したこともないです」
わたしの居ないところで女性を忌避していないなら、彼女がいる可能性は大いにある。
でも平日の早朝は稽古だし、昼間は学校…男子校だから女子は居ないし、夕方には家に戻っているから、放課後に彼女と会っている時間はない。
それに週末はたいてい家に居て、デートに出かけている様子もないしなぁ…。
「思います、なの?
家族の間でそういう話はしない?」
「はい。
ちょっと事情があって、兄は自分の周りに女性を寄せ付けないようにしているので。
その理由も含めて、ウチでは話題に上げるのを避けている感じですね。
こちらの世界では、そういう話はオープンにするものなんですか?」
「そうねぇ、お家によっても違うけど、ウチはなんでも話すようにしていたわね。
貴族は拝領した土地を治め、領民を護る義務がある。
ウチの領地は辺境だから、魔獣と戦って命を落とす危険が高い。
だから、多くの子供を産んで親族を増やし…戦うことのできる人材を維持することはかなり重要なの。
好きじゃない人と添うのは辛いから、できれば恋愛結婚をしなさい…と、ちいさな頃から勧められていたし」
ふむふむ。
貴族というと政略結婚のイメージが強いけど、この国では必ずしもそうじゃないんだ。
「ジュリアさんのお兄さんとエリオットの二番目のお姉さんも、恋愛結婚だったんですか?」
「そうよ。
ギル兄さんはラインハルト様の近衛騎士をしていたから、リヴァーシュラン伯爵家に同行することも多かったそうなの。
マリアンヌ義姉様は最初、うちの兄のことがとても怖かっていたんですって。
ギル兄さんは感情の変化があまり顔に出ないから…」
ジュリアさんは思い出し笑いをしている。
わたしはひとつ引っかかった点を訊いてみた。
「ラインハルト…というのは確か、女王陛下の異母弟で、エリオットの一番上のお姉さんと結婚した方ですよね?
王族の方に敬称をつけるのはわかりますが、エリオットのお姉さんたちにも敬称をつけるのは何故ですか?
ジュリアさんのお家とは縁戚ですし、爵位も上でしょう?」
確か、辺境伯は侯爵に准じる地位だったはず。
ただの伯爵家よりは身分が上なのに…。
ジュリアさんはわたしの疑問を聞くと、レイフォンさんをチラリと見た。
彼が何も言わないのを確かめてから口を開く。
「――リヴァーシュラン伯爵家は、別格なのよ」
「別格?」
「ええ、そう。
ルスキニア建国に携わり、初代国王から『王家の友人』として末代までの特権を与えられている家。
王家と同じ数の神器を『はじまりの魔法使い』から贈られた家…という意味でも特別。
爵位なんて、リヴァーシュランの名前の前では意味が無いわ」
「…。」
「それに、リヴァーシュラン伯爵家の始祖は、あの七聖王と縁のある方だし」
「え、そうなんですか?」
わたしが驚いて聞き返すと、ジュリアさんは苦笑しながら教えてくれた。
「――『はじまりの魔法使い』の弟子は七人。
その七人のうちの一人、アルゼウスの妹さんがリヴァーシュラン家の始祖となった方よ。
世界を放浪した末にこの地にやって来たのだと云われているわ。
彼女は兄から教えを受けた魔導士…つまり孫弟子だったらしいけど、『はじまりの魔法使い』と同じように、人が住むには厳しい環境の土地を巡り、救いを求める声に応えていたのだそうよ。
ルスキニア建国にも力を貸し、王に乞われてこの地に定住することを決め、王妃に迎えたいという王の求婚を断り、王の親友と結婚して臣下に下った。
爵位なんかいらないって言う彼女たちを、王が必死になって説き伏せたって話もかなり有名よ?」
「おばあちゃんがこちらの世界で英雄視されているという話はエリオットから聞いていましたけど、今のお話は初めて聞きました」
わたしは今更ながらに知らない事情が多すぎることに気がついた。
おじいちゃんとの約束を気にしながら確認する。
「血が繋がっているといっても、遠い親戚なんですよね?」
「そうね、千年近く前のことだから」
「千年も経っていたら、もう赤の他人と変わらないですよ」
「……リヴァーシュラン家の人たちも、ユーナちゃんと同じように言っていたわ。
血筋というよりは、気質が似ているのかしらね」
ジュリアさんは急に表情を陰らせた。
「こちらでは『魔法の才は血に宿る』と云われているの。
千年経っても、リヴァーシュラン家には未だに魔導士になれる資質を持つ者が産まれている。
リリアーナ様、エリオット君……そして『縄』を視ることのできる貴女も同じ。
そういった意味でも、リヴァーシュラン家は特別なのよ。
ウチにもあの人の血が入っているけど、誰一人として才に恵まれた者はいないわ」
「…。」
「身分は臣下であっても、王族に対等な友人であることを求められている。
更に、七聖王家の血を引き、今も魔導士を排出している名家。
それなのに、誰に対しても決して傲り高ぶらず、高潔で欲がない。
有事の際は先頭に立って、民を護り、国の繁栄に尽力する。
リヴァーシュラン家の方々に皆が敬意を払うのは、それだけの偉業を長年積み上げているからよ。
これで、貴女の質問の答えになっているかしら?」
「…あ、はい。
実感は全然ありませんが、大体は理解できたと思います」
わたしは昨日のエリオットの台詞を思い出していた。
自分のことを「未熟で恥ずかしいし、情けない。周囲の人に助けられているばかりで」と言っていた彼の言葉は、先祖が代々果たしてきた『高貴なる者に伴う義務』の精神を受け継いでいる証なのかもしれない。
まだ成人前なんだし、周りの人に助けてもらうことを恥じなくてもいいと思うけど、それをこの場で言っても仕方がないよね。
今度機会があったら、ちゃんと伝えよう。
「つまり、ユーナちゃんのお兄さんは、あの外見や実力だけでなく、『血筋』と『家柄』もすごく魅力的な存在なの」
「はぁ、そうなんですか」
脳内に『周囲を肉食系女子に囲まれた子羊』のイメージが浮かんだ。
(子羊じゃ可愛すぎるから、女豹コスの色っぽいお姉さんたちと生肉の映像に置き換えておこう)
「エリオット君はまだ未成年だから、彼を狙いながら手出しできずにいた人たちも参戦しているはずよ。
魅力的すぎる、というのも大変ね」
「ソウデスネー」
わたしが適当に相槌を打ちながらデザートのケーキに手を伸ばしたとき、隣からカタンという音が聞こえた。
横を見ると、レイフォンさんがふらつきながら椅子に寄り掛かっている。
「…大丈夫ですか?」
手を貸そうと立ち上がりかけたわたしに彼は笑いかけた。
「大丈夫ですよ。
大分封じられている状態に慣れてきましたから」
レイフォンさんは椅子に腰かけると、さりげない口調で尋ねた。
「姫はユートの…自分の兄上にどんな恋人ができるか気にならないんですか?」
「はい」
「「…。」」
わたしが即答すると、二人は無言でわたしの表情を窺いはじめた。
そんなに注目されてるとケーキが食べられないなぁ…なんて思いながら、こちらからも訊き返す。
「兄が自分で選んだ方なら…その人と一緒にいると幸せだと言うなら、どんな人でも構いません。
妹が干渉することじゃないと思います。
異世界では、おつきあいするのにも家族の承認が必要なんですか?」
ジュリアさんが何か言いかけたのを手で制して、レイフォンさんがおもむろに口を開く。
「ユートがあれだけ姫のことを気にかけているので、姫も多少の差はあれど同じなのではないかと思っていたのですが…」
「兄のアレは病気なだけです。
わたしは違います」
わたしがキッパリと否定しても、レイフォンさんの探るような視線は変わらない。
「そうなんですか?」
「そうなんですよ」
ため息交じりにそう答えると、彼は口の端に笑みを浮かべた。
そんなレイフォンさんの顔に白いテーブルナプキンが投げつけられる。
犯人であるジュリアさんは不機嫌そうに鼻を鳴らした。
「女同士の話に男が口を挟んだ挙句、話題を変えるのは止めてくれる?
アンタは黙って食事をしていればいいのよ」
「…。」
レイフォンさんが口をつぐんだ隙に、ジュリアさんが話を元に戻す。
「それじゃあ、お兄さんの初恋の人は?
どんな人だか知ってる?」
「…いいえ、全然」
わたしはそう答えながら、兄のプライベートな話をほとんど知らない自分に気がついた。
できるだけ関わらないように、兄の手を煩わせないようにと距離を置いて。
自分から知ろうともしなかった。
「ジュリアさんのお友達のお役にたてなくてすみません」
わたしが頭を下げて謝ると、彼女は「気にしないで」と言って微笑む。
「じゃあ、ユーナちゃんの初恋はどんな人だったのか教えてくれる?」
「わたしの…ですか?」
びっくりして問い返すと、ジュリアさんは身を乗り出すようにして頷いた。
強い視線を感じて横を見ると、レイフォンさんも食事をしながらわたしを見ている。
なんかすごい期待されている?
兄に関する質問に答えられなかったし、この質問を回避するのは難しいよね。
わたしは早々に抵抗することを諦めて、初恋の人の素敵だと思っていたところを答えた。
「ええと…すごく強くて、優しくて、仕事もできて、周りの人たちにも慕われている、カッコイイ人でした」
実在する人物をモデルにした時代劇の中の人…なんてことは、端折って話す。
「仕事ができて…ってことは、かなり年上の人?」
「そうですね、わたしが五歳の頃の話なので」
「強いって、得物は何かしら?」
「剣です」
異世界の世界の剣はたぶん西洋剣。
日本刀との違いが気になったけど、詳しい説明をする場面でもないと思うので軽く答えておく。
「あら、じゃあ、ウチの弟なんかどう?
ちょっと鈍くてデリカシーに欠けるところが駄目なんだけど、他はユーナちゃんの理想に一致すると思うの」
「……ああ、そういえばヴァルフラムさんは剣士でしたね」
急に瞳を輝かせて熱く語り始めたジュリアさんの話にわたしが相槌を打つと、横からレイフォンさんの声が割って入った。
「初恋の相手が今も好みのタイプだとは限らないでしょう?
女性は男親に似た人を好きになるという説が正しいのなら、姫はお父上か…兄であるユートと似た人に惹かれるのではないですか?」
「「…。」」
わたしとジュリアさんはお互いの顔を見合わせた。
その瞬間、お互いが同じことを考えていることを察し、二人揃ってレイフォンさんを冷やかな目で見つめる。
「なんですか、その、哀れむような目は…?」
「「…。」」
――― だめだわ、コイツわかってないし。
――― そうですね、わかってないみたいですね。
――― わたしから言いましょうか?
――― んー、そうねー、いいわ、あたしが言う。
わたしたちは目と表情だけで会話をして、担当を決めた。
そして、ジュリアさんが語りだす。
「ソレ、異性の兄妹がいない人だけが抱く幻像だから」
「…は?」
「だから、兄と妹、姉と弟…とか、まぁ組み合わせはどうでもいいんだけど。
家族として長年一緒に暮らしていたら、お互いに理想とか憧れなんて抱かないものなの。
故に、アンタが言った『ユーナちゃんがお兄さんに似た人に惹かれる』なんてことはあり得ません」
「はい、まったく無いですね」
ナイナイ、あり得ない。
わたしは万感の想いを込めて追従する。
「血の繋がった実の兄妹同士の『禁断の恋』の物語を見るたびに、書き手の方は異性の兄弟が居ない方なんだと思います。
実際に居たら、そんなあり得ない話を書こうなんて思いつかないでしょうし」
「…まぁ、多少、男性に対する『評価基準』に影響が出ることはあるかもしれないけど、兄や弟は恋愛対象にはならないわよね。
あたし、そういう話を読むと、全部が嘘臭く感じて登場人物に感情移入できないの」
「あ、わたしも同じです」
「あら、やっぱり?
架空の話として、他人の障害の多い恋愛話は面白いのかもしれないけど、どん引きするわよね」
「架空の物語ならいいですけど、ソレを現実に持ち込んで訊かれたりすると、かなり微妙ですよね」
わたしとジュリアさんは、お互いの言葉にしみじみと頷きあう。
兄の外面だけしか知らない人からブラコン疑惑をかけられることは、今までにも何度もあった。
わたしが声高に違うのだと訴えても、それが逆に「照れてる」とか「ムキになっていて怪しい」なんて言われてしまうから、精神的疲労を堪えてスルーするのが一番楽だということを学んだ。
「……というわけで、アンタのさっきの発言にあたしたちは同意しかねるわ。
お解りになったかしら?」
「…。」
ジュリアさんの余裕の笑みと堂々とした態度に、レイフォンさんは一瞬目を細めたものの、即座に言い返したりはしなかった。
「まだ解らないって言うなら、自分が男色家だという想像をした上で、あの人が自分の恋愛対象となる年齢だった場合を考えてみればいいわ」
「何を馬鹿なことを言って…。
ああ、成程、こういう気持ちになるのだということですか。
お師匠さまと私は『家族』ではありませんが、あり得ないことを言われるのは確かに気色悪いものですね」
暫く視線をテーブルの上に彷徨わせた後、彼は顔を上げてわたしを見る。
あれ、なんでわたしを見るんだろう?
首を傾げて見返すわたしに、レイフォンさんは尋ねた。
「それでは、姫の意中の人はユートには似ていないんですか?」
いちゅうのひと…ってどんな意味だっけ?
わたしが答えられずにいると、ジュリアさんが「好きな人っていう意味よ」と教えてくれた。
「今は好きな人なんていません。
先のことは断定できませんが、兄に似た人は好きにならないと思います」
一人だけでも苦労しているのに、似ている人を周囲に増やすなんて……とんでもない!(プルプル)
「わたしより先に、兄に恋人を作ってもらわないと…。
わたしに好きな人ができたら、兄は絶対にいろいろと口出しや妨害をしてくるでしょうから。
その時兄に彼女さんがいれば、兄が暴走しないように歯止めをかけてくれると期待してるんです。
自分の恋愛は、兄が幸せになった後で考えます」
兄の暗黒面を許容できるくらい心の広い人なら、きっとわたしの味方をしてくれるに違いない。
自分の恋人から妹を引き離すこともできるし、彼女さんにとっても悪い話じゃないハズ。
うんうん、頼むよ、未来の兄嫁!
未来のお義姉さんに熱い期待を寄せて脳内で盛り上がる。
そんなわたしを、レイフォンさんが硬質な声で現実に引き戻した。
「――やはり、ユートが最大の……になりそうですね」
「…?
兄が、何か?」
途切れ途切れの呟きが気になって問いかけると、レイフォンさんは苦笑しなが立ち上がった。
「いえ、なんでもありません。
…食事も終わったことですし、そろそろ王城へ戻りましょうか」
「何でアンタが仕切っているのよ」
ジュリアさんのツッコミに対して、彼はにっこりと微笑んだ。
「私には今日も沢山の仕事がありますから。
貴女のような暇を持て余している貴族の奥方様とは違うんですよ」
「…っ!」
ガタンっと大きな音を立てて、ジュリアさんも椅子から立ち上がる。
カーン!
試合開始のゴングが高らかに鳴り響いたのを、わたしは心の耳で確かに聴いた。
その後、わたしが二人の口喧嘩を仲裁し、みんなで手分けしてテーブルと食器を片づけてから、おじいちゃんがジュリアさんに持たせた魔道具を使って王城へと < 転移 > した。
ご精読ありがとうございます。
(今回は文字数多めで…携帯閲覧の皆様には申し訳ないです)
エリオットが敬称付きで呼ばれていないのは本人の希望です。
(敬称を付けて呼ばれる実力をまだ備えていないから…というのがその理由)
優奈のアルバイトと初恋の人のネタは、ぷらすの7話とリンクしてます。
未読の方はそちらもどうぞ。
*** 魔法少女ネタ ***
わんこ殿下はアルゼウスの直系の子孫です。
優人&優奈は彼の妹の子孫。
■2013.04.30 三人の台詞の一部を修正
■2013.05.06 二重表現を修正