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第1話 出会いは体育倉庫!?

はぃ、始めまして華厨奇です

初めての作品の為読みにいくい所等、多々あると思いますが、

精一杯努力しますのでどうか暖かい目で見守ってやってください。



では早速第1話 出会いは体育倉庫!?をお楽しみください


薄暗く、カビ臭い。

そんな部屋に閉じこめられて約2時間程経った頃、長瀬隆弥ながせたかやが口を開いた。

「だんご虫ってかわいいよな。」

「…いきなり何?」

室戸美優むろとみゆうが呆れたように手を払う。


「いゃさ?、お前の足に着いてるからさぁ」

隆弥が美優のスネの辺りを指差す。

美優はそれをデコピンで飛ばしながらため息をついた。

「はぁ…、お腹空いたなぁ。」

「じゃぁそのだんご食えばー?」

隆弥が美優が飛ばしただんご虫を指さしながらからかってみる。

「旨いかな……」

「うぉい!」

突っ込めよ!とおもったがそれはいい。

「いつになったら出られるのかなぁ…」

美優が膝に顔を押し付けながら呟いた。

………




2時間前



「よし、今日はこれまで!。長瀬!ボール片付けとけ」

「はい!」

「「お疲れ様でした!」」

サッカー部の練習も終わり、後片付けを命じられた隆弥はボールを拾い体育倉庫に行った。

「ぁ、長瀬君」

体育倉庫にはバレー部の室戸美優がいた。「おぅ、そっちも片付け?」

「ちゃいまんがなうちゎ倉庫整理やがんな」

話しながら美優は整理を再開する。

「何弁だよ…」

「しゃk」

「鮭弁とか言うなよ?」

持ってたボールを落とし、キギギと鳴りそうな動きで顔を隆弥の方に向ける。

「エスパー?」

「違うわ!」

ため息を吐きながら美優を見る。

細身で小綺麗な顔立ち、ポニーテールがよく似合っている。胸も…ふむ、なかなk(ry


そんなことを考えているときふと、

(にひ、良いこと思い付いた!)

なんて…。


「なぁ室戸」

「無理」

「何がだよ!?」

(速効即答大否定☆じゃねぇよ!!)


近くにあったマットにもたれた隆弥は足元のボールをイジりながら、口を開いた。

「お前ってさ、逆立ちできる?」

「逆立ち?できるけど?」

隆弥が心のなかでガッツポーズをする

「来週の体育でさ、テストなんだよ…。俺逆立ちできないから教えてくれない?」


顔の前で手を合わせながら片目をとじてお願い、と言うと美優が壁を指差した。

隆弥が頭の上に?を浮かべていると、「壁に向かってやれば」と小首を傾げながら言い出した。


ちょっとイラッときたが、隆弥は美優に言われた通り壁に向かって逆立ちした。


その時、壁に足がかかった衝撃で横に立てかけられていたマットが倒れ、扉に当たり閉まってしまった。


真っ暗なため、出口がどこにあるのか分からないでいると…



ガチャリ



「「……………え?」」


「gachary?」

「冗談だろ…」



「「閉じこめられた!」」



それから結局助けは来ず…


2時間が経過した。



「まぁ最悪、明日になったら誰かが開けるって。」


「そうだね…」


何か不安を取ってあげられないか。

そう思って少しボケてみる。

「う、後ろに…」

「へ?」

「お前のうしろ!!」

「な、何?」

美優が振り向くと…


バスケットボールに“へのへのもへじ”が書かれたものがあった。


「冗談だっつーの。ハハ」

「死ねバカ!」

美優が隆弥を叩こうとしたとき、


ガチャガチャ…


鍵の音が聞こえた。


「お、誰か開けてくれるみたいだぞ。」

美優は無言でドアを見つめる。


ガチャ…

扉が開けられた。

「やった!ありがとうござ…い……。」

隆弥は開いた扉の方に向かって頭を下げようとした。

だが、扉の前に居る人物を見て固まってしまう。


そこにいたのはこの西成高校で最も問題がある3人組だった。


一番前のリーダー各の男。

金髪に赤のメッシュを入れたホスト顔負けのイケメン。谷山龍たにやまりゅう


その横に大きな体の男。

スキンヘッドに稲妻のような剃り込みを入れた筋肉質な奴。木下聖きのしたこうき


少し後ろのサングラス女。

茶髪のセミロングでタバコを吸っているかなり可愛く見える子。坂部梨愛さかべりあ


隆弥の額に冷や汗が滴る。

今にも殺されそうな殺気を感じながら直ぐに我に返り、礼をする。


「あ、ありがとうこざいました。」深く頭を下げた。


「ちょっと、どうして中に人居るの?」

梨愛が不機嫌そうに聖に話しかける。


「知らんわ、俺に聞くなや~」

梨愛に面倒くさそうに答えると聖はギロリと隆弥を見た。


「お前らここで何しとったんや。」


聖が隆弥の胸倉を掴み、脅す様に問い質す。

隆弥は今まで不良に絡まれた事が無かったのだ。恐怖で足が震え、声が出なかった。

「どけ、聖」

龍が聖の肩を掴み声をかけ、そのまま前に出る。


龍に任せることにした聖は、おぅと返事をしながら内ポケットから煙草を取り出し火を付けた。


倉庫の中に煙草特有のタール臭が充満する。


「けほっ、けほっ」


美優が煙草の煙に咽せて咳き込んだ。

その光景を見て少し落ち着いた隆弥はようやく口を開いた。


「す、すいません。部活の片付けをしていたら閉じこめられてしまいまして。」

「あァ?部活だ?知らねえよんなもん。それより誰に口聞いてんだよ」

「え?」

パキッ

「キャッ!!!???」


龍は隆弥の胸倉を掴み引き寄せる勢いに任せて頬をなぐった。

それを見た美優がとっさに悲鳴を上げる。

ズザァ…


床に倒れた隆弥は何が起きたか理解ができない様な顔をしている。

「ここに紙袋があったはずなんだが、随分荒らした様じゃねぇか。

どこにやった?あ″ぁ!?」

それを聞いた美優はピクリと反応して、自分が片付けたものの中に紙袋が有ったのを思い出した。

「か、紙袋ならその棚においたわよ…」

恐る恐る棚を指差す美優。

それに反応した聖が美優に声をかけた。


「お前名前は?」

何かされると思った美優はキュッと目を瞑り、室戸美優ですと答る。

すると聖が意外な言葉を口にする。

「美優ちゃんか、可愛いやん。どや?俺んち近いし来おへん?」


美優の思考が止まる。

やがて意味を理解すると慌てて「ごめんなさい」と断った。

「えぇやんか、なんで嫌なん?」

「そ、その。怖いです。」

美優は隆弥が殴られたのを思い出し、身を強張らせる。

「きゃはは。振られてやんの(笑)」

莉愛が聖をおちょくる様に笑い出した。

それに少しムッときた聖は指をパキパキと鳴らせ、美優を脅す。

「俺たちの誘い断るんか?」

低く唸る様に出した言葉は今の美優を泣かせるには十分であった。

「ヒッ、た、助けて…」

涙を流しながら聖から離れようとする美優。

しかし後ろには龍が居た。

それに気づかなかった美優は後ろに後ずさり、龍の背中に当たった。

「ん?なんだよ、邪魔だ、どけ」

龍は美優を離れさせようと肩を掴み、そのまま突き放した。

その所為で美優は足を挫き、倒れてしまった。


それをみた隆弥が小さい声を出した。

「…に…よ」

それに反応した龍が隆弥の方に振り向く。

「あ?なんだって?」

「…に…じゃねえよ」

「聞こえねえんだよ!ハッキリいいやがれ!」

イライラした龍は隆弥の肩を蹴ろうとした、が。


パシッ


その足を隆弥は手で掴み引き寄せた。

龍は片足を引っ張られたためそのままこけてしまう。

そのスキに立ち上がった隆弥は龍を見下した。

「女に手ぇだしてんじゃねえよ!!!」

大声で叫び龍の横腹を蹴り上げる。

「があっ!!!」

サッカーをしている隆弥の蹴りを食らった龍の体は飛び跳ね、倉庫を転がった。

「な!」

「は?」

「!!」

そのスキに美優の手を掴み引っ張る。

「室戸!走れ!!」

「え?い、痛!?」

挫いた足を庇うように美優の手を引き、体育倉庫を出てそのまま学校を出た。





はぃ、やってしまった~


ストーリーなんて考えてねぇ(泣)


この先どうやって繋げようか・・・

は、ハハハ


では次回も楽しみにしていてください。

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