願望
流血表現はありませんが、少しだけ、作者が狂っています。
苦手な方はブラウザバック推奨。
“パスワード"
そう表示される画面。
いつも通りにパスワードを打ち、エンターキーを押す。
開いたパソコンの画面から、迷わずインターネットのアイコンを選ぶ。
たったそれだけの行為に胸が高鳴る。
それは、私のこの後の予定のせい。
パソコンを開いた予定のせい。
とある単語を打ち、大好きな大好きなサイトを開く。
ーーーーーーー愛しい彼。
此処に来れば、彼は私を愛してくれる。
私だけを見詰めてくれる。
ーーーーー例えそれが、二次創作等の類のまやかしだったとしても。
この世界は私と貴方だけのモノ。
此処には、私の嫌いなあの娘達は来ないでしょう?
この世界にいれば、私と貴方は大抵恋人同士。
誰にも邪魔なんてさせないんだから。
もし邪魔しに来たのなら、私はその娘達を殺してあげる。
それは現実逃避だ?
馬鹿な事は言わないでよ。
逃避だろうが、そんな事はどうだって良いの。
だって、不公平でしょう?
私はこんなにも、殺したい程、壊したい程、愛しくて愛しくて彼の全てを手に入れたいと思う程、彼に溺れているのよ?
私の愛の10分の1、100分の1、いや1000分の1でも良いから私の事を愛して?
私に貴方の愛を下さい。
ーーーーーーーー願望
(ぐちゃぐちゃにしても、壊しても殺しても、何をしても良いから。
貴方の愛を私だけに下さい)