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両世界無敵女子高生之異世界転移  作者: 明日も孤独
1章
5/7

記憶との再会

そして城へと到着した。


しかし私1人で向かってよかったものか…?

そしてエレベーターがある。

私はそれを使い、10階へと向かった。


そして10階だ。

赤髪の男が座っていた。


他には誰もおらず、私と赤髪で2人きりだ。


「あのー…すみません…。」


「わかっている。俺の目的が知りたいのだろ?」


「はい!」


「いつからか狂ってしまってな。」


「はぁ…。」


これは敵が過去を話し始める…。

まぁ、すごく長い話になるやつだ。


「俺が異世界の存在を知ったのは、9年前。俺は当時12歳だった。」


9年前…。

その頃、私は6歳…。

記憶もあまり残っていない。


「その頃は、完璧な人間が欲しかった。だから研究をしまくり、酒月美鈴(さかつきみすず)を作った。その後も、色々なメンバーを作っていった。」


ん?

つまり酒月美鈴(さかつきみすず)は人じゃない?


「そして完璧なチームになった。俺は深い理由もなく、みんなにサングラスを付けさせた。グラサンを略してGSだ。」


理由がしょうもない…。


「でもな、完璧すぎたんだ。叶えたいことは全て叶う。面白みがなかったんだ。」


「だから怖い怖い脅迫をしたということですか…?」


「まぁそうだな……。そこで話があるんだ。」


「話…ですか?」


「アースとシフェアルが生きている。そして身柄は俺が所有している。」


「え……。生きてたんですか!!よかったです……!」


「俺は面白さを追求している。そこで、だ。」


「そこで?」


「アースとシフェアルを掛けて勝負をしないか?」


「勝負…。トランプですか?」


「いいや、力だ。俺を殺してみろ。」


殺す…。

もちろん本気で殺しにかかる。

でも勝てるのか?

GSリーダーは普通の人間だから勝てるのか?


「わかりました。」


「俺の名前は匿名カイン。本名は別にあり、ここにもある。」


ん?

どういうことだ…。


とりあえず…。殺す。


そうして私は銃を構えた。


「さぁ、こい。殺し合いだ。」


私には必殺がある。

ゲームでよく使っていたが…。

現実でも使ってみよう!


廻覧(かいらん)螺旋竜巻(らせんたつまき)!!」


これは銃を回転させながら撃つ技だ。

正直見た目がカッコイイだけだ。

たぶん普通に撃ったほうが強い。


「おっと、忠告だ。俺は人間でもあり、改造人間でもある。故に酒月美鈴(さかつきみすず)よりも遥かに強いぞ。」


その瞬間だ。

絶望の光が空を飛んでいた。


勝ち目あるのか?

いや、とりあえずやるしかない。


カインも銃を撃ってきている。

銃撃戦だ。

私は物陰に体を隠しながら戦っている。


私の弾は当たっているが、全然効いてない。


「さて問題だ。俺の生き別れの妹の名前は、なーんだ?」


「んなもん知らないですよ。」


「いいや、お前も知ってる名前だ。」


「何言って――」


「問題だ。俺の兄弟は何人いたでしょうか?」


「だから、あなたの兄弟なんて知りません。」


そう話しながら銃を撃ち合っている。


その時だ、エレベーターから誰かが来た。


「よう、バームートたん。魔王戦かな?」


ひとりぼっちさんだ。

加勢に来てくれたのか?

とてもありがたい。


「おや?友達か?より面白くなりそうだ。」


「さてと。勝てる相手じゃないことは分かってる。故に…だ。」


そう言いひとりぼっちさんは、謎の薬を飲んだ。


「この薬を飲むと寿命が10分になる代わり、めちゃくちゃ強くなるんだよ。バームート。お前はまだ死ぬべきじゃない!!」


その薬を飲んだ瞬間だ。

体中の色々な場所から血が出てきた。


「そんなの駄目だよ、ひとりぼっちさん。いや、黒無(くろな)ちゃん!!!」


黒無(くろな)ちゃん…。か…。長い間本当に楽しかった。バームート…。いや、竜火(りゅうか)。私のこと忘れるなよ。そして――」



「またどこかでな。」


そう言って、黒無(くろな)ちゃんは、カインの方へ向かっていった。

近接戦であり、両者互角の殴り合いだ。


「面白い。こんなに強いとは…。ハクリエか?ハクリエなのか?いいや、誰でも良い。」


「私はハクリエじゃないな。ひとりぼっち。いや、静闇黒無(しずやみくろな)。」


「そうか…。9年前から忘れてはいないぞ。」


「私もだ。」


この2人は面識があるのか?


「俺は今、死にかけている。そしてお前も、あと数分で死ぬ。お互い長くはないようだな。」


「そうだな。」


「でもな、最後に言わせてくれ。竜火(りゅうか)と仲良くしてくれてありがとうって。」


「これじゃ、お前と竜火(りゅうか)の関係を、説明する人がいなくなるじゃねえかよ。」


「そうだな…。」


「どうやら俺はもう限界のようだ。どんどん体が壊れていくな……。物はいつか壊れるからな。仕方ない。」


「私もお迎えが近いみたいだ。竜火(りゅうか)。お前とスッ――」


その瞬間だ。

黒無(くろな)ちゃんが倒れた。

まだ10分も経ってない…はず。

おそらくもう…。死んでいる…。


「嘘…だよね…。」


竜火(りゅうか)。俺は仲良くしたかったんだ。でも気づいたら、戻れないところまで来ていた。」


「カインさん……。」


「9年前だ…。俺は災害のとき、お前を置いて逃げたんだ。」


私の知らない記憶だ…。


「それ以降、お前に合わせる顔が無い。だから黒無(くろな)に、お前の近況を聞いたりしていた。」


「私たち3人は、どういう関係なの?」


黒無(くろな)は当時、お前の友達だった。そして俺は…。お前の兄……。」


その瞬間カインさんは死んだ。

カインさんは兄だった。


さっきの質問は、そういうことだったのか…。


しかし、だ。

私は兄と友達を失ったのか…。


どうすればよいのだろうか…?



そんなときだった。

エレベーターが上がってきた。


乗っていたのは酒月美鈴(さかつきみすず)だ。


「とりあえず状況は把握した。仲間を連れて早く帰りな。」


「え……。帰るって……。」


いや、私たちがいたら邪魔なのかもしれない。


「わかりました。」


そうして私は、アースとシフェアルを連れて、城を出た。

そしてハクリエさんと合流した。


「えええ!?みんな生きとったんか…。てか何があったんや!?」


私はハクリエさんに全てを話した。


「――ってことがありまして。」


「そうやったんか…。とりあえず今日はGS星から帰ろうや。」


「はい、そうですね。」


そして正規ルートでGS星から出ようとした。

その時だ。


「みなさん帰るのですか?」


後ろからエスタの声がした。


「はい…。帰ります。」


「色々ありがと〜な!」


「わかりました。私たちはリーダーを失いました。故に、これからは好きに生きていこうと思います。」


「そうですか…。好きに…。よいですね、そういう生き方も…!」


「ではお気をつけて。あと、これだけ渡しておきます。」


そう言い、エスタは謎の小瓶を渡してきた。

中には赤い水が入っている。


「それは、生き詰まったときに飲んでください。」


「はい、わかりました…。」



そうして私たちは正規ルートで帰った。

正規ルートも裏ルートと同じで、マットに乗るだけだ。


そして私たちはマットに乗り、国に戻った。

私たちが野宿した国だ。


ここは地下だ。

すぐに階段があり、上がると裏路地に出た。


アースとシフェアルが目を覚ました。


「んと…?ここは?」


「たしか私たちはピンクと戦っていましたよね?」


「うーんと…。あれから2人がやられてやなぁ、――」


ハクリエさんが、あれからのことを全て話し始めた。


「――ってことやな。」


「つまり天才頂点(てんさいリーダー)の私が負けただと…!?」


「負けたというかやなぁ…。いや、負けたゆうことにしとこか。」


「しかし、GSリーダーを倒して、解散までしてしまったとは…。」


そう言ったのはシフェアルさんだ。


「いや、解散まで行ったかは不明やけどな…。」


「しかし、だ。ひとりぼっちが死んだとはな……。」


アースさんは悲しそうだ。

悲しいだけなら別に良い…。

私は悲しいを超え、辛いに変わっている。



それから数時間。

今はもう深夜だ。

ここは宿。


みんな…寝ている。


私は手紙だけを残して、その場を去った。




私はショッキングピールモに来た。


「あの、おじいさん…。現実世界に行きたいです。」


「そうかい。わかった。」


そうしておじいさんは、マットを出してくれた。

あの日の…。

異世界に飛ばされたマットと同じだ。


「ごめん…。みんな…。」


私はマットに乗り、現実世界へと戻った。


そして家に帰り、眠りについた――



次の日だ。

起きたときには昼になっていた。


私はゲームを起動した。

もちろん『AIlove銃の世界で生きて』をプレイする。


野良の人とプレイしている。

なぜ…。なぜゲームをやっているのだろうか?


わからなくなる…。

辛い現実から逃げた。


それだけだ。




あれ?

今日って…。

高校の初日だ。


行ってみようかな…。



私は支度をして学校へ向かった。

もう確定で遅刻だ。


私は励まして欲しいのだろうか?

自分のことなのに、何もわからない。



でも1つだけ分かる。


全て私が悪いんだ――

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