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両世界無敵女子高生之異世界転移  作者: 明日も孤独
1章
4/7

あの人との再会

私たちの逃げた場所は、雷光雷歌(らいこうのらいか)の家とは真逆の方向だ。


国からかなり離れた場所で私たちは歩いている。


「それにしてもや。私たちは、どうやってGSに勝てばええんかなぁ…?」


「知らん。私が気になるのは、雷光のなんちゃらとGSの関係。あいつらは仲間なんか?」


「ど…どうでしょう…。ですが、両方とも私たちの敵です。」


GSに勝てるのか…。

奴らはゲームで言うチーターだ。


誰か……、GSの弱点でも知ってる人がいれば…。


そうして私たちが歩いていると、国が見えてきた。

おそらく空国(あきぐに)の隣国だろう。



私たちは入国した。

やはりイマチオンカードは不要だった。


しかしこの国は凄い。

何が凄いのかというと、全員武装している…。

鎧に剣や銃。戦争でもするのか?


「ん?この国戦争でもするん?」


「ん〜?まぁGSでも倒すんやないか〜?」


「まぁ隣の国までGS来てるしな。」


「それにしても…。酒月(さかつき)の言っていた、人類奴隷計画とはなんなのでしょうか…?」


「どうだろ。この計画は人類を奴隷にすることだと思うけど、なぜ力ずくで完遂させないのか?あいつらなら可能なはずだ。」


「せやな〜?どんどん苦しめるのが好きな、ドSさんだったり〜?」


「だとしたら悪趣味だな。」


そんなことを話しながら国の中心に到着した。


その時だった。

誰かの声が響き渡った。


「敵は銀髪だ。殺せー!!」


おそらく軍の大佐だろう?


私は軍の向かう先を見た。

そこには銀髪の少女……。


いや、サングラスを付けている。

あんなん少女ではない。Gの仲間だ。


「おい、あれってGSだよな?」


「せやな。うちらも向かうで〜!」


そうして私たちも軍と共に進んだ。


そうして軍人たちは戦っている。

が、銃弾も剣も全て避けられている。


やはりGSは化け物の集い場だ。


しかし、軍人もプロだ。

大人数なのもあり、弾がかすったりはしている。


そして、大佐らしき人が命令をした。


「よし、そのまま撃ちまくり、動けなくなったら縄で縛れ。」


その時だった。

銀髪は消えた。

瞬間移動で逃げたのだろうか?


いや、違う…。


――上だ……。


そして銀髪は大佐の前まで来た。


「ほぅ。銀髪。俺の前に来るということは、死も同然だが。大丈夫か?」


「銀髪ですか……。私はエスタと申します。」


軍人たちは銃を下ろし始めた。

大佐ならエスタに勝てると確信したのか?


そして2人の戦いが始まった。

大佐は素手で戦っており、エスタも素手だ。


エスタは何度も大佐を蹴っている。

が、大佐は全く動かない。

体格が大きいのも影響していると思う。


「俺は七時之国(ななときのこく)最強だ。こんなガキに負けるわけ無いだろ。」


「そうですか。では、本気で行くとしましょう。」


そう言いエスタは、大きく地を蹴った。

その瞬間、目にも止まらぬ速さで、大佐を蹴りまくっている。


「化け物が…。GS…。GSだけはなぁ。許せない。許せるわけがない!!」


大佐はエスタの足を掴み、強く握り足を折った。


「まだ離さないからな…。」


エスタが顔を蹴りまくっている。

だが、全く動じていない。


その時だった。

GSのピンクが歩いてきた。

そう、酒月(さかつき)だ。


「エスタ。帰るわよ。」


ただ、ここまで追い詰めた。

帰らせるわけにはいかない。


そして、ひとりぼっちさんは銃を構えている。



――そして撃った。


狙いは酒月(さかつき)ではない。

エスタへのトドメだ。


が、見えぬ速さで弾丸を掴んだ。


「化け物が。」


「俺は大佐だ。さてと、次はピンクか?連戦だが問題はない。殴り殺してやる。」


と、大佐が言った瞬間だ。


――大佐は動かなくなった。


0.5秒ほどで倒したのだ。

生死は不明。

さすがにレベルが違いすぎる。


そうしてエスタと酒月(さかつき)は帰って行った。



お互い被害は全く無かった。


しかし、この国はGSに対する敵意が強い。

故に、GSに関する情報を知っている人がいるかもしれない。


「よし、GSについて聞いて回ろう。GSのメンバー、真の目的、弱点、そして奴らの住処だ。この4つを」


私の言葉を遮るようにハクリエさんが発言した。


「てか、バームートちゃんはよく喋るようになったなぁ〜。」


「あっ、すいません……。」


「いやいや、怒っとらへんで。嬉しいんや。」


「ならよかったです!」


「まぁバームートたんの言う通り、その4つを聞いて回りたいな……。よし、手分けして情報を集めよう。」



そうして私たちは手分けして情報を集め始めた。


そして8時間後。

辺りは真っ暗だ。

そして集合場所にみんな集まっている。


「では、情報を。」


「私から行くで〜。まず、メンバーは推定50人らしい。目的は誰も知らんかった。弱点はないらしいなぁ〜。住処は、GS星らしい。」


「なんやその変な名前の星?」


「GS星は、正式名称が不明やから、そう呼ばれとるらしいなぁ〜。」


「場所はどこだ?」


ハクリエは右側に指を指した。


「あっちの方向で、2個先の国らしいなぁ〜。」


「じゃあ行くか。」


というより、ハクリエさんだけで全ての情報が集まってしまった。

そして私は、何の情報も得られなかった。


というか緊張で話しかけれなかった。


「あの…ひとりぼっちさん…。今日は宿を探したほうが……。」


「私は問題ない。もし無理なら、後から来い。」


「ひとりぼっちちゃん…。あんた、少し焦りすぎちゃいます?」


「いや、焦ってなんかない。冷静だ。」


「私はバームートちゃんに合わせるわぁ。」


(ほんまは眠いから休んでいきたいけど。)


その小声は聞こえたが、もしここで休んでしまうと、ひとりぼっちさんが…。本当に一人になってしまう。


ん?


まぁとりあえず、今分散するのは得策ではない。


「私は行きます!」


「なら私も行きますわぁ〜…。」


「よし、決まりだ。」


そうして私たちは歩いている。

そして隣国に到着した。

もう朝になっていた。


「私は先に行く。限界なら、この国で休んでってもいいぞ。」


「わ…私は…。バームートちゃんに…合わせるわぁ……。」


「私はついて行きます!」


「バームートちゃん!?」


そうして私たちは歩いた。



20時間後。

もう辺りは真っ暗だ。

私たちは目的地に到着した。


この国からGS星に行けるらしい…。

星というくらいだから、宇宙にあるのだろうな。


「私はGS星を探す。ここまで来て休むやつはいないよな?」


「いえ、私は休んでいきます。GS相手に疲れた状態で挑むのは、得策とは思えません。」


「せやな。休も休も。」


「――そうか…。私は少し焦ってたかもな。」


「せやせや。はよ宿探そ。」


そうしてなんとか宿を見つけたが…。


「せやせや。お金持ってないかなぁ?」


「あ…………。ひとりぼっちさんは持ってます?」  


「現実世界のお金なら…。」


もちろん使えるわけがない。


「あの…。GS星に…行きませんか?宿あるかもしれませんし…。ね?」


「バームートちゃんが疲れすぎて、GS星に泊まるとか言い出してしもうた…。」


「GS星だけは駄目だ。野宿してくぞ。」


「は…はい…。」


そうして道で寝た。

この国は道で寝てる人も多いし、大丈夫だろう。


そうして次の日だ。

しかし、昼くらいまで寝ていた。

そうしてGS星に行く方法を探している。


そんなときだった。


『ショッキングピールモ』が見えた。


「おい、あれって現実世界の店だよな?」


「せやな…。どうなっとるんや…?」


「行ってみましょう。」


そうして店に入った。

そこにはおじいさんがいた。


「おい、じじい。こことは別の世界にも同じ店があったんだが、説明してもらおうか。?」


「ひとりぼっちさん…。そんなにグイグイと行かなくても…。」


「現実世界では婆さんがやっとるわい。わしはこっちの世界じゃ。」


「そうか。」


「ところで、浜四季無波(はましきむなみ)さんじゃないかのぉ?」


これはハクリエさんの本名だ。

このおじいさんは、何故か知っていた。


「知り合いですか?」


「いや〜…?知らへんけど。」


「このじじい…。心を読んで…!?」


「そんなことできんわ。無波(むなみ)さんやったら、可能なんやろうけどのぉ?」


無波(むなみ)ちゃーん?説明よろ。」


「いや、ホンマに、こんなじじい知らへんて。」


「でもおじいさんは知ってるって…。片思い!?」


「いや、何の話だよ……。」


「もしかして…?」


「どうしたハクリエたん?」


「いや、なんでもないわぁ……。」


「そか。」


「あの、おじいさん。GS星に行く方法を知ってたりしますか?」


「正規ルートは知らんが、裏ルートとして、このマットに乗ると行けたりするのじゃよ。」


そう言いおじいさんはマットを出した。

てか裏ルートって…。言い方よ。


そうして私たちはマットに乗った。

そして…。ここは宇宙だ。

でも、、、息が吸える?


「ほう…不思議な空間やなぁ。」


「とりあえずGS潰すぞ。」


「心の準備。できています!」


そうして私たちは、こっそりと中へ入った。

国かは不明だが、GSの街を国と言っておこう。

ん?これが以下略ってやつか!?


しかしこの国は、凄すぎた。

大きな城と、建物が4件だけだからだ。


私たちは忍び足で歩いている……。


「君たち不法入国?」


「ふぁ!?」


「ひとりぼっちちゃん…。驚きすぎや。たぶんまだバレとらん。」


「さすがにバレてないよな。ハハハ」


と、ギャグ漫画のノリだが…。

普通にバレている。

しかも振り向くと、酒月(さかつき)がいた…。


「まて、酒月(さかつき)か。好都合だ。」


そう言い、ひとりぼっちさんは銃を構えた。


黒無(くろな)さん落ち着いて。」


静闇黒無(しずやみくろな)

ひとりぼっちさんの本名だ。

なぜ知っているんだ!?


「黙れ。ここで仲間の敵を討つ。」


「私の本名は酒月美鈴(さかつきみすず)


いや、匿名とか言いながら苗字名乗っとったんか…。


酒月美鈴(さかつきみすず)さん。悪いけど、消えてもらうで。」


「えっとさ、君たちレストランとか行かない?」


ん?

酒月美鈴(さかつきみすず)はレストランに誘ってきた。

いや、これは誘拐の…。

う〜ん…。でもこんな回りくどいやり方するか?


じゃあ本当にレストランに…?


「私は行くけど〜?みなはどうするん?」


「敵と飯など断らせてもらう。ハクリエ。毒を盛られても知らないぞ。」


「えっと…。私もお腹が……。」


「とりあえず私たちの話を聞く気はないかな?」


酒月美鈴(さかつきみすず)は、どうやら話があるようだ。



そうしてレストランだ。

席は4席であり、私の隣に酒月美鈴(さかつきみすず)だ…。

気まずい…。


そして、ひとりぼっちさん以外は、注文して食べている。


「とりあえず、GSはみんなリーダーの指示で動いている。つまり私たちの怖い怖い脅迫も、リーダーの命令ってこと。」


「おい、お前、地球とGS星では、別人のような振る舞いだな。ふざけているのか?」


「この星では、みんな命令に従わないんだよ。だから、これがありのままの私ってこと。」


「つまり、リーダー消せばええんやなぁ?」


「どうだろ?無波(むなみ)たちは、複雑だからな。」


「とりあえず、リーダーに合わせてください!」


「それより、マッサージ屋あるけど行く?」


「私はいくで〜!」


「私は断る。まずお前らは、なぜ信用してるんだ…。」


「えっと…。では行かせてもらいます。」


「じゃあマッサージ屋まで案内するね。」



そうしてマッサージ屋…。


中に入ると…。

銀髪の……。エスタ!?


ん?

エスタは誰かと会話をしている。


「きのこは不要と言いましたよね?」


「いや、わいはなぁ…。きのこを育てて届けることが楽しいねん…。」


「あのですね、冷蔵庫がきのこで埋もれるんですよ。正直迷惑です。」


「えええ……。でも美味いだろ?」


「味ではなく量の話をしています。」


「冷蔵庫に入れて、きのこもカッチカチ……。」


たぶん意味深だ。


「あっ…あの〜?エスタさん…。」


「あっ、この間の大佐がいた国の…。」


「あっ、はい。あのときのです。」


「とりあえず、きのこさんは、帰ってください。」


「はいはい。」


そう言い、きのこ?さんは帰って行った。


「それにしても、みんな来てくれたのですか?」


「はっ…はい。」


「そうやで〜!」


「エスタ。あとは任せた。」


「わかりました。」


そうして酒月美鈴(さかつきみすず)も、どこかへ行った。


そうしてマッサージが始まった。

私からだ。


まずは足かららしい。


しかし…だ…。

めちゃくちゃ痛い。

しかもマッサージの痛みじゃない。


「あの〜。私予約取り消しますわ〜。」


そう言いハクリエさんは、逃げるように帰って行った。


「イタっ…………。」


足の感覚が無くなった。

気持ちいというより、すごい痛みがする。


そうして私は気を失った――



目が覚めた。

周りにはひとりぼっちさん、ハクリエさん、と…。

見たことのない変な人だ。


髪は紫だ。


「えっ…どういう状況ですか?」


「いや〜、あのマッサージ受けなくて正解やったわ〜。だって骨外して、マッサージしとったんやもん。」 


「え?」


私は吐き気がしてきた…。


「あと、ここは理論まかろんさんの家やで〜。」


理論まかろんさん?

この紫髪の人かな?


理論まかろん…。

これって明らかな匿名だよな?


ってそんなことより吐き気が…。


「バームートたん顔色悪いけど大丈夫?」


「理論まかろんさん…。トイレどこですか……??」


理論まかろんさんは指を指した。


その方向へ向かい、トイレで吐いた。

普通に関節外すとか頭おかしい…。


ん?今走ったけど、めちゃくちゃ軽い?


あのマッサージの効果…。まさか…ね?



そして次の日だ。

私はマッサージ屋へ来た。


「あの、昨日のマッサージは…。」


「関節マッサージです。人間は、骨が積み重なってできているので、骨と骨の間は負荷が大きいです。なので、そこが一番疲れているんですね。」


つまりそこをマッサージしたということか?


まぁとりあえず今日はリーダーに合うことが目的だ。


「それにしてもエスタさん…。GSのリーダーに合うには、どうすれば良いですか?」


「そうですね。大きな城があるのですが、そこの10階。つまり最上階にリーダーはいますね。」


「ありがとう!」


そうして私は城へと向かった。

なんというか…。

話のテンポが少し早すぎましたね(^_^;)


もうちょい中身作り頑張りま〜す。

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