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熊と雪兎

制限時間:15分 文字数:292字


(早く潜め、ここから去れ)という大自然の声が日々強くなっていく。だけど僕は耳を貸さない。木枯らしが僕の毛皮をすべて剥ぎ取らんばかりに激しく吹き付けても。

枯れ葉は痩せていき、僕の布団にはならない。体は痩せ細り、おそらく目は血走っていて、人間どもにはえものを見かけたらすぐ襲いかかりそうな強面の熊に映るだろう。

それでもいいさ。あの子が現れてくれるのなら。

冬眠明けの春先に、一瞬だけ出会った白兎。黒い僕の毛皮とは対照的にきらきら輝いていた。僕の心を捕らえた瞬間、雪解け水に飛び込んで去っていった美しい彼女。

冬を待っていれば赤い瞳に緑の瑞々しい耳を持つあの兎に再び会えることだろう。

お題:初めての冬

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