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翔びたい

制限時間:15分 文字数:239字

シューズをスケート靴に履き替えた足を一歩踏み出す。

観客とステージの間には目に見えない壁があって、歓声も私に向けられたものではなく、遠くでわんわん響いているようだ。

眩い光が照り返し、透明な世界をより透明にしていく。とても洗練された清々しい気分で、予期していた緊張感など皆無だった。

さあ、滑り出そう。私は柵に手をかけ、乗り越えた。

「やめろー!」

「思い直せ!」

透明な世界を突き破って地上から声援が届く。待ってて、今飛んでみせるから。

私は人生最後で最大のジャンプを跳んだ。

お題:近い床

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