番外ダイアログ その2「異世界」
※登場人物紹介
*カイル・アリラハン・サッカーモンド(ゆーしゃ)
勇者なのだ。
*リアナ・ディア(まほーつかい)
つおいつおい魔導士なのだ。
ゆーしゃ「異世界って、一体何なんだろうな?」
まほーつかい「…何って、何よ?」
ゆーしゃ「そもそも世界って何なんだろうな?世界と宇宙はほぼ同等と考えて良いのだろうか?もしそうだとしたら異世界とは、異なる宇宙の事を言うのか?だけど空間的に宇宙がいくつも存在している訳ではないから…うーん…パラレルワールドだとすればこの星が地球そのもので地形すらも全く同じの可能性もある訳で──」
まほーつかい「おーい、カイル?急に自分の世界に入り込むのやめてくれない?」
ゆーしゃ「自分の世界…?リアナからすれば私の世界も異世界⁈」
まほーつかい「ごめん、何言ってるか全く分からないから」
ゆーしゃ「ちょっと異世界の事、舐めてたかもな…異世界異世界って簡単に言うけど、一体どれだけの人間が異世界という概念を真に理解しているのやら…」
まほーつかい「カイルにとっては異世界なのかもしれないけど、私にとってはそうじゃないから…正直どうでも良いんだけど…」
ゆーしゃ「クソッ…こんな事なら大学時代にもっと真面目に物理してれば…くっ…殺せ…!」
まほーつかい「おーい?…聞いてないし…」