第零話 転生前のお話
「起きてください。いつまで死んでるつもりなんですか?」
誰かの声が聞こえる、いつまで死んでるつもりなんですか?と聞かれても、僕、さっき事故で死んだはずなんですけど…でも、起きた方が良さそうだ…
「はい…なんですか…?僕、さっき死んだはずなんですけど…」
目を開けながら、声のする方に声をかけると、誰も居なかった。それでも、
「あなたは転生の権利を得ました。私が今から表示する種族に転生できます。どうしますか?」
と、聞いてきた。
「転生…じゃあ、転生させてください。」
僕はそう答えた。すると、リストが出てきた
亜人種(固定の初期スキル)
人間(剣術1・斧術1・弓術1・槍術1・盾術1)
エルフ(風魔法3・弓術2)
ダークエルフ(風魔法2・魅力3)
龍人(炎耐性3・打撃耐性2)
龍人2(覚醒5)
人狼(月光強化3・嗅覚2)
吸血鬼(血の契約5)
妖狐(炎魔法3・幻術2)
魚人(水操作3・水中呼吸)
鳥人(風耐性3・暗視)
アルラウネ(植物生成3・水吸収2)
え…多くない?ていうか、なんで龍人だけ2種類あるの?まぁいいや…
この中の種族の中に一番気になる種族がある。それは、吸血鬼。人狼や、龍人もカッコいいけど、何しろすごく厨二心をくすぐられる。それに、便利な能力も多いはずだ。
「吸血鬼でお願いします。」
返答はすぐだった。
「では基本ステータスの設定に移らせていただきます。全パラメーターに30は固定ではられますので、あなたが自由に設定できるのは700ポイントです。では表示させていただきます。」
基本ステータス 1000ポイント
武力 近接攻撃力などに影響します
俊敏 移動速度、動体視力などに影響します
魔力 魔力の量に影響します
魔法力 魔法の威力や効果などに影響します
耐久力 体力や物理耐性に影響します
魔法耐性 魔法攻撃の耐性
呪術耐性 呪術においての耐性
器用 物作りなどに影響します
隠避 隠密行動時の気配などに影響します
危機 ???
合計10個のステータスに全て30振られている。自分の戦闘スタイルに合ったステータス振りにするべきなのだろうが、魔法を使ってみたいし、試したいこともあるので、少し悩むな…
少し考え、僕はステータスを振った。
基本ステータス
武力90
俊敏90
魔力200
魔法力150
魔法耐性50
呪術耐性100
器用90
隠避30
危機100
とりあえずこれでいいか…危機は…怖いから一応振っといた。
「次はスキルを習得してください。スキルポイントは合計で100まで振れます。一つのスキルに振れるポイントの最大値は10です。」
スキルか…何があるかにもよるが…基本的には決めてる。
スキル 100p
S 10〜9 A 8〜6 B 5〜4 C3〜1
剣術
弓術
斧術
槍術
盾術
呪術
魔導
身体強化
耐久強化
魔法耐久強化
炎魔法
風魔法
地魔法
水魔法
攻撃魔法
回復魔法
補助魔法
防御魔法
炎魔法耐久
風魔法耐久
地魔法耐性
水魔法耐性
鑑定
(固有スキル)
血の契約5
日照耐性
月光強化
…スキルも多かったな。だけど…日照耐性があるのは意外だ…これは取っておいた方が得だろうな…なら…
スキルは無駄に取る必要は無いと思っていたが、取りたいスキルが多くてを何個か諦めた。
だから、こうした。
スキル
剣術9 S
斧術6 A
魔導10 S
攻撃魔法5 B
回復魔法6 A
補助魔法10 S
炎魔法10 S
風魔法8 A
地魔法9 S
水魔法5 A
鑑定6 A
(固有スキル)
血の契約5+2 A
日照耐性10 S
月光強化4 B
よし、こんなあたりだろう…と思っていたら、また声がした。
「では…転生を始めます。」
ちょっと早い気がするけど、転生できるなら、嬉しい。どんな世界かはわからないけど…少なくとも、僕がいた世界よりかは良い場所のはずだ。
「転生させてくれて、ありが…」
お礼を言おうとして、そこで僕の意識は途切れた。
第零話を最後まで読んでくださりありがとうござます。
楽しんで読んでくれるとそれ以上に嬉しい事はありません。
感想はどんなものでも待ってます!