コラム:スネグーラチカ誕生秘話
(本編ではありません。読み飛ばし可)
※元々、本編の一部だったため、ニュクス口調です。
スネグーラチカは、もともと某・ファイ○ルファンタ○ー的な〈召喚魔法〉に使われることを想定して描かれたであろう公式の魔法エフェクト素材だ。
火の玉や、つららの槍などと同じ形式で、氷の美女の公式素材があった。
要は見た目が人の形をしているだけで、本質的には火の玉と変わりはない、単に発動エフェクトを豪華にするためだけに存在するグラフィックなのだ。
だけど、公式がこの素材を発表したとき、俺は、どこかから現れた魔物がパーティーの一員として一時的に加入し戦ってくれる、いわゆる口寄せの術的な〈召喚魔法〉をすでに作っていたんだよなぁ。
でも、せっかくの新素材だから使いたい。
よってやむなく、魔法を使用した際にスネグーラチカが現れるのは〈召喚魔法〉ではなく、術の構築を補助するための人造の補助霊であり、あくまで【理念魔術】系のスキルである、なんていうムリヤリな設定が生まれたのだった。
結果、【理念魔術】系の最高位魔法には、スネグーラチカの他にも、イフリートや千年イタチなどの多彩な〈人造幻獣〉が登場することになった。