コラム:オークとゴブリン
(本編ではありません。読み飛ばし可)
※元々、本編の一部だったため、ニュクス口調です。
エタクリは『指○物語』準拠なので、オークは豚の顔をしていない。
どちらかというと体毛のない猿みたいな、ゴブリンみたいな姿をしている。
そもそもオークはその原典において、エルフが拷問や残忍な術でその性質を捻じ曲げられたものと言われていて、今でいうダークエルフ的な存在だった。
または至高の創造神によって作られた最高の種族エルフを、創造神に反逆した冥王が真似して作った出来損ないだという説もある。
要するに、オークが豚面であるという記述は原典には一切ないのだ。
今現在一般的に言われるゴブリンやホブゴブリン、もしくは漫画などで見られる『魔族』と称される種族に近い見た目をしていると考えられる。
映画版でもそうだったしね。
なんでオークイコール豚というイメージがここまで定着したんだろうか。
トー○キン単独の初小説『ホビッ○の冒険』では、まだオークは登場しておらず、ゴブリンと表記されていたらしい。
だが、同一の舞台設定を受け継ぐ、十数年後に発表された『指○物語』ではオークと表記されるようになっていた。
ゴブリンというのはヨーロッパの民間伝承に出てくる悪い妖精の総称なので、日本に置き換えると“化け狸”的な? 間の抜けたイメージをぬぐいたかったのかもな。
ということで、もともと同じものであるはずのオークとゴブリンが、時代と共に別のものに形を変えてしまっているわけだ。
では、なぜわざわざ、エタクリでは『指○物語』準拠にしているのか。
理由は単純。単にツクレールのデフォルト素材に入ってたオークのグラフィックが『指○物語』準拠だったんだよ!
(※ツクレールのナンバリングによっても違います)
名前のほうをゴブリンにするという選択肢もあったが、サンプルデータにオークと書かれていたのでそのまま採用した。
おかげで、なんでオークという名前なのに見た目がゴブリンなのか、調べていたら無駄に詳しくなってしまった。