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アラフォーぱぱの日記  作者: みんち
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2016/3/18(金) 遺伝

娘が今年4月から小学校に入学する。

妻が小学1年向けの国語のテキストを買ってきた。

夕飯前に娘が、それと格闘していた。

娘には平仮名とカタカナの読み書きを教えていた。


はじめての自習、問題文を棒読みしながらも、楽しそうに解いている。

しかしページが進むに連れて、問題は難しくなっていく。10分も経たない内に


娘「パパー、分かんなーい。」


とボヤク。

どれどれと、問題を見る。


問1:はんたいのことばをかきましょう


ながい ←→ ◻◻◻◻


なるほどね、対義語を考えさせる問題ね。

読み書きよりも難易度は上がる。

しかし言葉にして聞けば、分かるのではないか!?


私「ながい、の反対の、逆の、言葉を書くんだよ」


とフレーズを区切りながら、丁寧にアドバイスする。


 娘

 ・

 ・

 ・

「ながくない?!」


言うと思ったよ、コンチクショーι(`ロ´)ノ


私「まぁ、確かにそうなんだけど、ね。もっとさ、シンプルに、簡単な言葉があるよ。何だろうね?」


娘「ながくないことない」


(((えっ?!分かりにくい?!長いの?そんなことないの?!とにかく違うよ!!)))という言葉をのみこみ、辛抱強く説明する。


私「まぁ、そうだね、色々あるよね。難しいよね。。。


そうだ!ちょっと待ってて。。。

夕飯の良い香りがする台所へ行き、自分と娘の箸を一本づつ持ってくる。


私「これとこれを見て。パパの箸は長いよね?じゃー、自分のお箸は?」


娘「みじかい?!」


私「そう!そうそう、それだよー!!」


上手いな私、そしてよく分かってくれた、愛娘よ(^-^)v

娘も気を良くして、次の問題に向かう。

しかしやはり対義語は難しいようだ。

すぐに頭を抱える。用紙を覗いてみると、


問2:

おおい ←→ ◻◻◻◻


そうか、それね、はいはいはい。

アドバイスしよう。


私「おおい、ってどんな時に使うかな?」


娘「おおいとき。」


まぁ、、そうだけど(-_-;)


私「うん、惜しい!ちょっと違う。そうしたらさ、おおい、を使って何か喋ってごらん。何でも良いよ!!」


娘「・・・」


私「おおい、っていうのは知っているよね?すごくいっぱいある事だよね!?何でも良いから、おおいを付けて喋ってごらん!」


娘「・・・、おーい!だいじょうぶ?!」


私(((えっ、そっち?)))


まさかの呼び掛け(>_<)

っていうか、パパ大丈夫じゃないよ(;´Д`)

心が折れそうだよ。。。


私「・・・」


耳を立てていたのだろう、台所で食事を作っていた妻が娘に答えを教える。


妻「少しづつ勉強すれば良いわ。おおいの反対は、ちいさい!」


私「えっ!?」


娘「小さいかぁ、そっかぁ!」


娘は小学生ではないから、解けなかった?

それとも遺伝???

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