船乗りのダンナ 小ネタ集
※ダンナが下船中なので、ダンナ目線でお送りします。
『トランスフォーム』
長男が一人で叫んで遊んでいた。
「変身! トランスフォォォォォォォォム!!……パラリラパラリラパラリラ……」
暴走族にかよ!
しかもいつの時代だよ!
『フィギュア』
フィギュア館に行って、長女の大好きな恐竜とドラゴン等のフィギュアを買ってあげた。
早速、家に帰るなり長男とそれで遊ぶ長女だったが、すぐに泣いてこっちに来た。
長女「にいにい(兄)のティラノサウルスが……□□のドラゴンに、火ィ吹いて、ヤケドしちゃったよぉぉ……!」
ヨメ「反対に火ィ、吹き返したり!」
最初から、逆だからな!
『恐るべきヨメ』
何年か前、食卓に出たヨメが作ったジャガイモ饅頭にハマり、また食べたいな、とリクエスト。下船するたびにリクエスト。ひたすらリクエスト。
「うん、分かった」
とそのたびに返事するヨメ。
この間、やっとそのメニューと再会した。
「◯◯ちゃん、作ってって言ったから作ってあげたで」
……五年越し、だぜ、おい。
『恐るべきヨメ 2』
大阪の美術館にヨメと二人で行った。
展示物を見たあと、トイレに行って帰ってきたヨメが言った。
「◯◯ちゃん、ウチ、今、トイレの鏡見て、自分、結構美人かも、と思ったわ」
「(はあ?)う、うーん(……ま、まあまあか?)……なんで?」
「うん、なんか、兵馬俑と比べたら」
兵馬俑とかよ!
じゃがいも饅頭は作るのちょっと面倒くさいのです。