両親の出会い
アルティシア・フォン・オルティス侯爵令嬢の両親の出会いを話そうと思う。
父・ヴァルガス=オルティスはベルトリア王国のオルティス侯爵家の長男として生まれた。幼少期から剣術に才能が有り、10歳のころに冒険者登録をする。かつて大陸全土にその名を轟かせた冒険者だった。二十歳で竜狩りの英雄となり、その後数々の魔境を踏破、そして父親からの命で国に戻り、近衛騎士として王国に仕えることとなった。そして21歳の若さで近衛騎士団団長となる。20歳のころに剣聖と呼ばれるようになった。
母リーゼロッテは南方の小国出身の魔術師でした。彼女は生まれつきの才能だけでなく、厳しい修行によって現代最高の魔術師の一人になりました。彼女の故郷は古来より魔術研究が盛んな土地柄です。そしてエルフであり、冒険者登録していたところ、ヴァルガスと出会い一緒にパーティーを組んでいたのである。ヴァルガスがベルトリア王国に戻ることになったタイミングでオルティス家に嫁ぐことになる。リーゼロッテの魔法の才能はずば抜けており、ヴァルガスとともに王宮に仕えることとなった。そして、王室魔術師師団長に任命されたのである。
ヴァルガスとリーゼロッテの冒険者としての功績は計り知れず、その名を知らないものはいないと言われるほどである。




