体罰教室
1998年4月5日、今田小学校6年5組結成
この教室には24人。
女子 赤田葉、大崎加奈、金子明子、佐藤彩海、鈴木真樹、鈴木洋子、高野由紀、田中美月、平田美恵、堀田夢子、松田桃子、三崎春子、望月菜々子
男子 飯田公平、川野基樹、小林祐樹、斉藤辰雄、佐藤良太、鈴木正志、高木俊、望月政治、古田弘毅、山本光子、渡辺淳
全員が、気になる担任は、29歳女性教師.豊川麻美
皆、優しい担任に当たれと願わんばかりに、最低最悪の体罰教師が5組に当たった。
全員、ガッカリと同時に教室へ戻る。
4月5日、いきなり春休みの宿題提出、忘れたのは高木と、高野だ。高木はあっという間に油性マジックで鼻の頭を塗られ、罰を受けた。しかし、高野にやる寸前に、教室中の女子からカワイソウコール。しかしお構いなしに、鼻に罰。そのまま「廊下に正座してなさい」
二人はお互い鼻をこすりながら、正座したが、まったく落ちない。
正座から解放され、水道で何度も鼻をこすって消し、真っ赤にすりむきヒリヒリしながら帰宅した。
4月16日、高木、給食直前で水道で豊川と揉める。起った豊川は高野に、後で屋上に呼びに来いとだけ言い、高木を屋上へ連れていく。四つん這いにさせ、ズボンとパンツをぺろんと下ろし、堅い竹定規で20発お尻ペンペン。軽く皮向けたお尻に、左に反、右に省と書いて暫く正座させた。すると呼ばれた高野が屋上に着き、あっけに取られる。と同時に、少しププッと笑いながら、
「先生給食は?」
「今行く」
高木はこの日、給食を貰えなかった。
5月、体育祭の練習。
ここでもまた、高木がやらかす。
組み体操でふざけ、わざとタイミングをずらし、上に乗っていた子が落っこちた。その子は右腕を負傷。怒った豊川は、そのままグラウンドの車に連れ込み、お尻を15発叩いた。
周りの男子もみな、車の周りでニヤけて見ていた。
6月、土砂降りの体育。
グラウンドは雨でぬかるんでいた。しかし、豊川は体育座りをするよう命じた。特に高木、鈴木が座るところは水たまりだった。仕方なく座った二人は、パンツまで水がしみた瞬間、二人で見合った。保健室の先生はオジサン。高木は余裕で替えのパンツを貰いに行ったが、鈴木は恥ずかしくて行けず、その濡れたパンツで放課後まで我慢した。
10月、その日、豊川は機嫌が悪かった。最初から細い鞭を持っていた。
なにかある、と思った矢先、書き取りを忘れた4名、川野.小林.望月.そして赤田だ。
「はい、黒板に手をついてー」
男子3人はあっという間に両手を黒板についた。しかし、赤田はやらなかった。
豊川はやれ、と命じると、泣きながら両手をついた。
順番に川野から、一人5発ずつ鞭でお尻を打った。ぺちん!と教室中に響き渡る。
赤田の時は、お尻を鞭でさすってからぺちん!クラスから失笑が漏れると、顔を真っ赤にして泣いた。
4人は席へ戻れず、しばらく黒板の前で正座していた。
年が明けて2月、この日も豊川は機嫌が悪かった。
同じように読み聞かせ中喋っていたメンバーを呼び出し、
赤田、大崎、川野、小林、高木、古田、望月、山本、渡辺
女子2名、後は男子だ。
「はい、お尻出してー」
皆黒板に手をついた。
一人ずつぺちん!と叩くと、赤田は今度は泣かず、耐えた。
ラストは大崎。担任の意地悪で、もっと突き出しが足りない、と言われかなりお尻を皆の前に突き出した。そして鞭でお尻をこすってから強めにパーン!すると大崎は「あんっ!」と言った。クラスは爆笑になった。
しかし大崎自体はたいして恥じることもなく、その後正座になったが一緒に座る赤田は恥ずかしそうにしていたが、大崎は正座中皆が見てるにも関わらず、ケツを浮かして片手でお尻をさすりながら「ケツいてぇ~」と言った。
席へ戻ると、まだ痺れているお尻をさすりたいが豊川がさするなと言った為、流石の大崎も座ると手を使わずに座布団でお尻を横にスライドさせ、痛みを消した。
3月、卒業する日まで体罰はとどまることはなかった。