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まんまるくてきれーだね

作者: 瀬川 あえり

あは、きみ、まんまるくてきれーだね。


「きもちわるーいね」


ごめんね、ごめんね、ごめんねぇ、あは、そんなつもりはねぇ、ねぇのです。こっちみて、ほしかった、だけなのですよ。こっちをみて、ほしかった、だけだあ。ぶほぉ、ぼくはきれーだあ。ぼくはきれーだあ。でも、でも、てめぇ、てめぇら、ばかじゃねーかおれよりばかぢゃあねぇかぁ、よ。しねぇしねぇばーか。ちょーしのんなよ。ぼく、きれいでしかたない、きれいでしかたない、きれいでしかたない、きれいでしかたない…………………………………………………。。


あ、はぁ……♡


ねえ、おまえって、いいよねぇ。見た目が汚くて、いいなあきみ。どう、ぼくといっしょにこない? ぼくといっしょにこない? ぼくといっしょにこない?

だいすきぃ♡♡♡♡


「きもちわるーいね」


あら、ひっどいねぇ、おまえ。おまえなんか、きもち悪いだけの化け物のくせに、何いってだ。ざまあみやがれ、あなた様は、悲しい人間のルールのせいで、妄想という殺戮ロボットの餌食なのだ。あなた様なんか、みんなの妄想の塊に、ぶっ潰されちゃうよ、ざんねんね。あれ? なんであたしはみんなにキモいって言われなきゃいけないんだろう。それは私が醜いからなの? でも、ブサイクで強くいきてる人はたくさんいる。私は内面を磨けばいいのよ。あれ? でも、なんで、生まれたときからきれーなひとは内面磨かなくていーんだろ? いや、でも、いくら見た目が良くたって、中身がだめぢゃあ、モテないわよ。あは、やっぱり、そういう風にして、みんな、生きてるのよね。人間誰しも、人それぞれ、悩み、抱えてるんだわ。

あは、私、醜くて、よかったかもしれないわね。だって、うふふ。だって、弱い人の気持ちがわかるんだもの。きれーなひとには、わからないわよね。

こんな風に勝手に納得して、生きてゆきたまえ。

うけけ、ざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんざんねんー。

もう、君たち、答えがわかってたとしても、永遠に悩むことからわ、逃れられませんよ……………ww

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