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プロローグ
というわけで見切り発車です。お気をつけて。
多分、俺のことを知っている人が俺を評したら、それはものぐさ、となるだろう。
買ったものだろうが貰ったものだろうがすぐ無くすし、お金は財布にある分だけ使ってしまう。
なんかよく分からんうちに部屋に物が増えてたり消えてたり。しかも増えてるときは大体その時とっておこうと思ったゴミで、消える時は部屋を片付けるために適当にゴミ袋に突っ込んだ時だ。
ただだらしないだけとも言う。
でもきっと、そんな性格も今日には治さなきゃいけない。だってほら俺は。
異世界に、来てしまったみたいだから。